2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「慎みの神学」『礼拝の生活』再考その78

1972年2月27日 『礼拝の生活』78号(巻頭言)「役員改選総会を前に」 すでに、何回も報告されてきましたように3月5日午後一時半から、1972年度の教会役員改選総会が開かれようとしています。このために、私たちは祈ってきました。 さらに、ロマ12章、Ⅰコリン…

『礼拝に生きる民 説教申命記』三題

『礼拝に生きる民 説教申命記』三題 (1)『存在の喜び』のもう一人のセールスマンとして 小海キリスト教会の水草修治牧師は、神学生時代から、「『存在の喜び』のセールスマン」と呼ばれるのを受け入れ、気に入っているとまで公言、そのように実践して下さ…

教会と地域の関係『礼拝の生活』再考その77

1972年2月20日発行 『礼拝の生活』77(巻頭言)「新約教団総会と奥多摩集会―教会と地域について―」2月10、11日には、新約教団の総会、また2月12日、13日には、奥多摩町で特別集会がありました。それぞれの報告やあかしは、今後の『礼拝の生活』で紹介したく…

砂金を見つける作業

★8月20,21日、熊本人吉のキャンプ場で、沖縄石川福音教会の修養会が開かれ、幸いなみことばの交わりの時をあたえられました。 あのときの恵みの余韻を味わう意味で、沖縄時代、重元先生から数年前に頂いたメールを再読しました。 重元先生の沖縄滞在は、今年…

「教会と建物」『礼拝の生活』再考その76

1972年2月13日 『礼拝の生活』再考その76(巻頭言)「教会と建物」 青梅キリスト教会とは、東青梅6−10−14に立っている建物ではない事実を、すでに何回も私たちは学んできました。 キリスト教会とは、キリストに招かれ呼び出された神の民の集まりです。キリス…

流れの中で、流れに抗して「礼拝の生活」その再考75

1972年2月6日 「礼拝の生活」その再考75(巻頭言)「流れの中で―新約教団の総会を前に―」 今年も、2月10日、11日、奥多摩バイブルキャンプ場で、日本新約教団の定期総会が開かれようとしています。 今、ここで、新約教団全体の一年間の歩みを思いめぐらすの…

Ⅰヨハネに見る交わり

Ⅰヨハネに見る交わり[1]序 Ⅰヨハネにおいては、「交わり」(コイノーニア)との用語が、書き出しの最初に集中的に用いられている点(1章3、6、7節)、興味深い。 以下、ヨハネの手紙の特徴を考慮しながら、「交わり」と主イエスの受肉、「交わり」と聖霊ご自身の助け…

「奥多摩町で夜の集会」「礼拝の生活」再考その74

1972年1月30日 「礼拝の生活」74(巻頭言)「奥多摩町で夜の集会」 昨年以来奥多摩町で、日曜の午後に集会が持たれて来ました。 担当執事の木村執事、犬塚修神学生(東京キリスト教短期大学)を中心に、子供のための集会が守られ、また地道な家庭訪問がなさ…

『再びヨナに主のことばが』

2012年8月26日 聖望キリスト教会 主日礼拝 ヨナ書3章1、2、10節 『再びヨナに主のことばが』御父、御子、御霊、生ける三位一体なる神の御名を讃美します。 [1]序 4月から読み始めたヨブ記、今朝は前半の1,2章から、後半の3章へ進み、『再び、主のことば…

『喜びカタツムリ』はじめの一歩④

『恵みから恵みへ』100(2011年3月1日)恵みの聖句「全地よ。【主】に向かって喜びの声をあげよ。 喜びをもって【主】に仕えよ。 喜び歌いつつ御前に来たれ。 知れ。【主】こそ神。 主が、私たちを造られた。 私たちは主のもの、主の民、 その牧場の羊である…

『喜びカタツムリ』はじめの一歩③

『恵みから恵みへ』99(2010年6月25日) 恵の聖句 「神は、ご自分の定められた時に、このみことばを宣教によって明らかにされました。」(テトス1章3節前半)[1] 序 2010年1月13日からの大浜第一病院入院中も、ボンヘッファー著、『主のよき力に守られ…

『喜びカタツムリ』はじめの一歩②

★『恵みから恵みへ』98(2010年5月10日)恵の聖句 「イエスは、あなたがたより先にガリラヤへ行かれます。」(マルコ16章7節)[1]序 昨12月18月脳梗塞を発症し入院、多くの方々の背後の祈りと支えを受け、リハビリを継続しながら100日余り各種…

『喜びカタツムリ』はじめの一歩1

★『恵みから恵みへ』97(2010年4月4日)恵の聖句 「主よ。あなたは、みことばのとおりに、 しもべに良くしてくださいました。よい分別と知識を私に教えてください。 私はあなたの仰せを信じていますから。苦しみに会う前には、私はあやまちを犯しました。 し…

二つの課題『礼拝の生活』再考その73

1972年1月23日 『礼拝の生活』73号 (巻頭言)「二つの課題―真の教会として生きるために―」 現代日本に、世の光・地の塩として生かされている教会が、常に直面している二つの課題があります。 第一の課題は、教会の存在の基盤である聖書が根本的に問う主題が…

喜びカタツムリの便り13号

喜びカタツムリの便り《千葉県市川より》NO.0013 2012年8月18日(土) ゴルゴダに 担われ進む カタツムリ イザヤ書46章3.4節 わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。 胎内にいる時からになわれて おり、 生まれる前から運ばれた…

神の恵みを無駄にしない恵み『礼拝の生活』再考その72

1972年1月16日 『礼拝の生活』72号(巻頭言)「キリスト者のあかし」 1月9日の午後のあかしと交わりの集会、とても意味深いときでした。 参加した各自が昨年一年間の主にある歩みを通して、特に教えられ、学ばされた恵みを報告、生きて導き給う主なる神を心…

第12回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会

第12回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会日時 2012年8月25日(土)午後2時 場所 〒272 -0034千葉県市川市市川3 -37 -11A 市川うちな−んちゅの部屋 祈祷課題 基本課題 基地返還後の沖縄の展望のため 具体的課題 ①95回首里朝祷会 2012年9月4日(火)午前7時ー8時…

テレビを通じての対話の広がり

テレビを通じての対話の広がり昨日8月17日(金)午前6時からのNHK「お早う日本」で、浦安夢のみずうみ村での私のリハビリの様子を伝えてくれました。 7時前後に、「バリヤアリ−」のタイトルとともに、みずうみ村が紹介され、大きな階段をのぼったり、リハ…

高校生への宣教

★1970年代以来のことごとや沖縄での25年を再考し、現在から将来を展望する中で、「Hi−BA 支援会の発足」の拙文を確認、hi-b.a60年の貴重な記録・『高校生世代に福音を伝える』(いのちのことば社)を再読し、夏休みの期間、高校生への宣教の課題を改めて…

明日8月17日(金)NHK「お早う日本」で

明日8月17日(金)NHK「お早う日本」で 松原湖での聖会を終え、午前11時には下川羊和牧師の車で千葉の市川へ、向かいます。 明日8月17日(金)午前6時からのNHK「お早う日本」で、浦安夢のみずうみ村での私のリハビリの様子を伝えてくれます。 7時前後…

『愛の小海か、小海の愛か−佐久・神学の里への道−』

『愛の小海か、小海の愛か−佐久・神学の里への道−』小海キリスト教会の主日礼拝 Ⅰヨハネ4章19−21節[1]序 2012年8月15日、小海キリスト教会と同じ長野県南佐久郡小海町の松原湖バイブルキャンプで、8月12日小海キリスト教会の主日礼拝を再考でき、感謝しま…

「松原湖バイブルキャンプあの時、この時」

「松原湖バイブルキャンプあの時、この時」 今、松原湖バイブルキャンプに来ています。 8月13日(月)−16日(木)の第29回松原湖聖会に参加し、5回の集会で宣教を担当するためにです。 8月11日(土)午後遅く、小海キリスト教会の水草修治ご夫妻を訪問、楽し…

「この地上で」『礼拝の生活』再考その71

1972年1月9日 『礼拝の生活』71号(巻頭言)「青梅キリスト教会の歩み(2)−1972年の内的戦い―」 先週の『礼拝の生活』で考えたように、聖書の豊かさを真に味わいたい、またキリストの体なる教会の豊かさをさらに深く体験したいというのが、1971年に引き続…

「宮村先生とドストエフスキー」

★大変難産だった、著作2『説教申命記』が刊行される中、喜びが重なります。 次に刊行を願っている、著作6『主よ、汝の十字架をわれ恥じまじ ドストエスキーの神学的一考察』のために、大和昌平先生が、以下の巻末エッセイを書き上げて下さいました、深謝。 …

第12回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会

第12回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会日時 2012年8月25日(土)午後2時 場所 〒272 -0034千葉県市川市市川3 -37 -11A 市川うちな−んちゅの部屋 祈祷課題 基本課題 基地返還後の沖縄の展望のため 具体的課題 ①95回首里朝祷会 2012年9月4日(火)午前7時ー8時…

敬愛する二人の先生の新たな出会い。

敬愛する二人の先生の新たな出会い。 来週・8月13−16日、松原湖で、「ヨハネの福音書に見る私たち」との主題で5回の集会担当、喜びつつ備えてきました。 小平聖書教会の遠藤勝信先生がプレゼントしてくださった、私の恩師ラムンゼイ・マイケル先生の注解を味…

「復活・聖霊・教会−世の終わりまで、地の果てまで−」

★1970年代の青梅キリスト教会の『礼拝の生活』再考を続けている中で、1986年4月以来、首里福音教会と沖縄聖書神学校を中心に、沖縄で25年間考えたり、書いたりしたことをブログに断片的でも載せることをしました。 以下のものは、あの1989年、クリスチャン新…

8月8日(水)浦安夢のみずうみ村にて

8月8日(水)浦安夢のみずうみ村にて毎週水曜日、送迎の車に乗せてもらい約40分、浦安夢みずうみ村に着くと結構忙しい一日が始まります。 普通デイサービスセンターでは、施設の一日のプログラムが先にあり、利用者全員は同じプグラムに従い一日を過ごします…

回顧と展望年単位でも『礼拝の生活』その70

1972年1月2日 『礼拝の生活』70号 (巻頭言)「青梅キリスト教会の歩み1972年の戦いを前に―」 聖書の豊かさを真に味わいたい、またキリストの体なる教会の豊かさをさらに深く体験したいとの1971年の目標は(『礼拝の生活』27号)、基本的には、今年の課題で…

「終末論をめぐるパウロの雄大な万物観」

「終末論をめぐるパウロの雄大な万物観」 ★1970年代の初め、クリスチャン新聞が、日本福音主義神学会の発足と深く関わる企画、『福音主義とは何か』とのシリーズを企画した際、先輩の先生方の末席に連なって、3回書く機会を与えられたのです。第1回目が聖書…