組織・有機神学

福音主義とは何か その3 「終末論をめぐるパウロの雄大な万物観」

福音主義とは何か その3「終末論をめぐるパウロの雄大な万物観」 ★1970年代の初め、クリスチャン新聞が、日本福音主義神学会の発足と深く関わる企画、『福音主義とは何か』とのシリーズを企画した際、先輩の先生方の末席に連なって、3回書く機会を与えられ…

聖霊ご自身、聖霊論、記憶、記録、公文書

聖霊ご自身、聖霊論、記憶、記録、公文書国立公文書館訪問記 第1回:聖書をメガネに 国立公文書館訪問記―加藤丈夫館長から「時を貫く記録を守る」を学ぶ 宮村武夫)http://www.christiantoday.co.jp/articles/25298/20180310/seisho-wo-megane-ni-105.htm第…

徹底的な平和の神学の思索、提示への覚悟から実践へ その1

徹底的な平和の神学の思索、提示への覚悟から実践へ その1 先に、60年来の徹底的な聖霊信仰、徹底的な聖書信仰に加え、25年間家族で住むことのできた、沖縄の状況を直視しながら(特に沖縄に対する一方的、私から見ると無責任ななんだらかんだんだらの言い…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その9

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その9★説教のため召されている、自分の召命は説教との自覚を深め、一歩一歩「頌主 九月に入り、御地においては次第に秋の深まりを増し、過ごしやすくなっているのではと期待いたしますが、いかがでしょうか。…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その8

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その8★ロージャー・ニコールに対すると同様、渡邊公平先生に対しても、沖縄聖書神学校での組織神学担当の報告は、私にとり深い喜びでした。 「頌主 渡邊公平先生、奥様 主の祝福の中にお過しのことと推察いた…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その7

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その7★ロージャー・ニコール先生に対してと同様、渡邊公平先生に対しても、沖縄聖書神学校での組織神学担当の報告は、私にとり深い喜びでした。「頌主 渡邊公平先生、奥様 主の祝福の中にお過しのことと推察い…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その3

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その3頌主 暑さの中、公平先生におかれましては、お元気でお過ごしでしょうか。 お会いする機会がなくなり、キリスト教学園の授業に出かける大きな楽しみがなくなってしまいました。 私ども、沖縄で早くも十度…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その2

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その2★ある時期、千葉のキリスト教学園の授業のため、渡邊先生は八王子から、私は沖縄から同じ曜日に出かけ、学生寮に泊まることがありました。 その日常生活と神学的思索が、渾然一体となった経験忘れがたい…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その1

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その1★クリスチャントゥデイで、「聖書をメガネに」、万物を見る。恩師・渡邊公平先生を通して教えられたこの立場を実践しています。その基盤は、沖縄の25年の滞在期間据えられた自覚しております。 その方法…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その6

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その6★渡邊公平から私が指導を受けたのは、日本クリスチャン・カレッジ4年生の時の1年間でした。 私が日本クリスチャン・カレッジで最初に担当した授業に、永田竹司神学生は、日本クリスチャン・カレッジの4年…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その5

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その5頌主 渡邊公平先生、深い心よりの喜びと感謝をもって『現代に生きるクリスチャン―カルヴァンの思想に従って』を受け取りました。 改めて、渡邊先生より受けた教えが、私の現在までの歩み、現在のあり方を…

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その4

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その4頌主 九月に入り、本土では秋の気配が感じられるようになって来たのではと推察いたします。 過日は、お心のこもったプレゼントをお送り頂き、感謝いたしました。お礼遅れ失礼いたしました。 又吉姉妹の記…

2007年6月5日JEA総会における、大阪太郎先生講演への応答、その3ーゴードン・フィー先生をめぐってー

2007年6月5日JEA総会における、大阪太郎先生講演への応答、その3ーゴードン・フィー先生をめぐってー 大阪太郎先生がその論文に意を注ぎ、講演の中核としている、ゴードン・フィー先生ついては、幾つか忘れがたい思い出があります。 最初にゴードン・…

ヨハネの黙示録の視点・どこから見るかと視野・何が見えるか

ヨハネの黙示録の視点・どこから見るかと視野・何が見えるか(1)二つの見方 ヨハネの黙示録について,読み手の間に正反対の受け止め方があります。 ①一方では,ヨハネの黙示録に見る独特の表現,いわゆる黙示録文学的表現に違和感を持ち、難解な書として、…

今、主が備えてくださった、新約学の恩師から最も重要な励ましのメール

今、主が備えてくださった、新約学の恩師から最も重要な励ましのメール★9月27日に、Gordon Divinity SChoolの卒業50年の記念集会が、懐かしいニューイングランドで開かれます。残念ながら私は参加を断念しました。 私たちが学んだ恩師方は、ニコール先生をは…

先達の手引きを感謝−ゲルハルダス・ヴォスの場合−再録

先達の手引きを感謝−ゲルハルダス・ヴォスの場合−再録★1967年秋4年間の留学を終え帰国後、ある時、ある場所で留学の報告をする機会がありました。 誰の影響を受けたかとの質問を受け、ゲルハルダス・ヴォスの名前を挙げたところ、「今さらヴォスか」と…

夕べ雲やくる、そらをみれば

夕べ雲やくる、そらをみれば沖縄で、私の精神科の主治医、私の説教を最も深く受け止めてくれていた、心の友中嶋聡兄が撮影してくれた写真。 その中嶋兄の新しい著書、『うつ病休職』 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=971145429692170&set=a.5087153…

1997年沖縄で生との主にある交わり そ出会って以来、松谷好明先の3

1997年沖縄で生との主にある交わり そ出会って以来、松谷好明先の3★2010年10月、宮村武夫著作5『神から人へ・人から神へ「聖書・神学」考』の巻頭言を、松谷先生は、お書きくださいました。 2009年12月、脳梗塞を発症、2011年5月、首里訃音教会で説教するこ…

第4回宮村武夫・聖書神学教室「見えるものと見えないもの」東京プレヤーセンターで9月21日から

第4回宮村武夫・聖書神学教室「見えるものと見えないもの」東京プレヤーセンターで9月21日からhttp://www.christiantoday.co.jp/home/news/services/print.php?article_id=22018

1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その8

1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その8「頌主 学年中のご多忙な日々、主のご真実な支えを受け、お励みのことと思います。 この度も、『インタープリテーション』最新号をご恵送くださり感謝いたします。 特に五十周年記念号、また…

レッテル張りの聖句主義と有機的な聖書主義、似て非なるもの

レッテル張りの聖句主義と有機的な聖書主義、似て非なるもの★土曜日掲載の「聖書をメガネにクリスチャントゥデイの記事執筆について・その3:性に関する記事の執筆について 」のコメント欄で、依然として匿名「ダビデ」という読者から、下記のコメントがあ…

神戸の遠藤先生から、ニコール先生についての心満たされる資料

神戸の遠藤先生から、ニコール先生についての心満たされる資料Roger Nicole (1915–2010) — A Reflection from R.C. Sproul from R.C. Sproul Dec 13, 2010 Category: R.C. Sproul One of the great titans of the Christian faith died this weekend. I’m sp…

苦悩と喜びは両立するとの確信と提唱への一貫性と進展性。その過程の中で

苦悩と喜びは両立するとの確信と提唱への一貫性と進展性。その過程の中で 「沖縄で聖書を、聖書で沖縄を」の実践の25年から、クリスチャントゥデイでの「聖書をメガネに万物を・・・」への私の現在の歩み、苦悩と喜びは両立するとの確信と提唱への一貫性と進…

順天堂樋野大学医学部樋野教授、深まりに比例する広がりの活動報告

順天堂樋野大学医学部樋野教授、深まりに比例する広がりの活動報告「宮村先生 感謝申し上げます。 樋野興夫第163回「がん哲学学校」 「Howeverなのです。人生は」〜『相手のために自分の時間を使う』〜 先週末、「朝日カルチャーセンター/朝日JTB・交流文…

ペテロ・ネメシェギ神父『卆寿祝賀会及び来日記念講演集(2011年・2013年)その1

ペテロ・ネメシェギ神父 『卆寿祝賀会及び来日記念講演集(2011年・2013年) その1 このA477頁の小冊子は、私の小さな、しかし掛け替えのない貴重な宝物の一つです。 そこには、40年振りに、直接拝聴する機会を与えられた二つの講演、 「福音書にみるイエス…

2016年4月24日(日)①「歌いつつ歩まん」Ⅱ その1

2016年4月24日(日)①「歌いつつ歩まん」Ⅱ その1動画1 https://www.youtube.com/watch?v=6Nqt3ALh_8Y 「きょうまでまもられ」1節 ①

恩師ペテロ・ネメシェギ神父との再会の喜び

恩師ペテロ・ネメシェギ神父との再会の喜び 1971年3月、上智大学大学院神学研究科修士課程を卒業以来、ネメシェギ先生とお会いする機会はありませんでした。私たちが沖縄に移り、先生が故国ハンガリーにお帰りになってからも、確かに文通は、断続的に続けて…

2015年で12月19日(土)③『新旧約聖書を貫く三本の柱』

2015年で12月19日(土)③『新旧約聖書を貫く三本の柱』恵みの聖句 「私は、神のご計画の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいたからです。」(使徒の働き20章27節)[1]序 「最初の教父」とも呼ばれるエイレナイオス(生年は140年から150年…

2015年10月28日(水)③11月4日(水)『聖霊論の展開』4回目・最後

2015年10月28日(水)③11月4日(水)『聖霊論の展開』4回目・最後 8月から、月に1回、お茶の水クリスチャンセンターの東京プレヤーセンターで開いて来ました、下記の『聖霊論の展開』の学びの4回目・最後を持ちます。ちょっと力が入りそうです。『聖霊論の展…

2015年7月16日(木)③ペテロ・ネメシュギ神父と42年ぶりに再会の恵み その1

2015年7月16日(木)③ペテロ・ネメシュギ神父と42年ぶりに再会の恵み その1 2011年5月、25年ぶりに沖縄から関東に戻り、期待通りにならないこともあったのは事実です。 しかし思いを越えて、恵みから恵みへの導きへの感謝がいっぱいです。 その恵みの一つは…