高校生への宣教

★1970年代以来のことごとや沖縄での25年を再考し、現在から将来を展望する中で、「Hi−BA 支援会の発足」の拙文を確認、hi-b.a60年の貴重な記録・『高校生世代に福音を伝える』(いのちのことば社を再読し、夏休みの期間、高校生への宣教の課題を改めて覚えたいのです。

「Hi−BA 支援会の発足」 
Hi−BAの働きを、主に感謝する多くの方々。各地域教会に根ざし、それぞれの持場、立場にあって主に仕えながら、同時に地域を越えた主の教会の広がりを実感し、その地域を越えた主の教会の広がりの中で、Hi−BAの働きの重要性を認める方々。この重要なHi―BAの働きがさらに進展して行くために、各地域教会と各地域教会に根ざして生きる多くの人々の祈りや経済的サポートを必要すると痛感している方々。こうした多くの方々を通し、Hi−BA支援会は結成されました。
 
 しかし、人々の心の中に与えられた思いが、一つの形をとるまでは、それなりの道順があります。Hi−BAの差し迫った経済的困難が伝えられたのを一つの切っ掛けとして、Hi−BAの支援会発足の準備が進められ、四月十日(月)に、発起人会が持たれました。発起人一同が持つ、Hi−BAの過去の歩み、働きの姿勢、将来の可能性についての思いは趣意書に明らかです。
 
 発起人会の後、五月九日(火)には、拡大常任理事会が持たれ、具体的な事柄について検討、確認、決定がなされました。その一つのこととして、献金に関し、以下のようなことを確認しました。「支援会が献金の窓口になるのではなく、会員が直接Hi−BAに献金することを原則とする。その際できるだけ教会を通して献げることをすすめる」(「拡大常任理事会の記録」より)。
 ここにHi−BA支援会の性格、目標が現わされていると思います。今まで直接Hi−BAと連絡を持ち、祈りと経済的サポートを通してその働きを助けて来られた方々に、新しい方々が加えられるように。その際、支援会が独自の組織としての、自己の存在を目的とするのでなく、より多くの方々が直接Hi−BAの働きに参与なさること、それが支援会の目標です。また、各地域教会に根ざして、Hi−BAの働きへの参与が進められて行く。これこそ、趣意書にある、「あくまでも日本の教会の腕として、日本の教会に支えられて、共に主に仕えていこうとする」Hi−BAの働きの姿勢に相応しいのではないでしょうか。
 
 Hi−BA支援会の発足にあたり、イザヤ書46章3節、4節を、特に考えさせられます。
 「胎内にいる時からになわれており、生まれる前から運ばれた者よ。あなたが年をとっても、わたしは同じようにする。」

 支援会は、主にに担なわれている喜びの一つの現われではないでしょうか。
(Hi−BA支援会 理事長)