2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『礼拝の生活』再考、その22

1970年11月8日 『礼拝の生活』21号(巻頭言)「ありのままに」 10月24日の読書会で、ヨブ記の初めの数章を読みました。特に、1、2章と3章以下の関係について幾つかの面から考えさせられ、有益な時を持つことが出来ました。 ヨブ記で深く心に残るのは、「あり…

   『聖書解釈の喜び』

★住んだことがなくても強い絆で結ばれていると意識する場所の一つは、私にとって北海道です。 北海道を最初に意識したのは、高校時代の大学受験との関わりで、北海道大学で農業経済を専攻したいと考えていました。当時一般社会と呼ばれていた授業を担当して…

宇都宮キリスト集会からの便り・広義の牧会を求めて

宮村先生 いつも電話でお祈りとお話しを感謝いたします。 集会主日の宣教は12年前2000年の「ピレモン」(私たちが先生にテープによる礼拝宣教の許可を求めた最初の宣教箇所であり、カトリック松が峰教会の合同祈り会の第1回で流したテープ箇所です)。祈り会…

−静かで穏やか、勇敢で高尚な生涯に学ぶ−

★昨年5月24日に、沖縄から千葉県市川へ移住して以来、1年が経過しました。 1年の月日の営みの中で、沖縄、市川と、私たちが共に生活をなす場として主なる神様から与えられた場所・地域の尊さを改めて覚えます。 単に沖縄と市川だけでなく、沖縄へ向かった青梅…

聖歌に見る笹尾鐵三郎の信仰と神学

聖歌に見る笹尾鐵三郎の信仰と神学 [一]序 (1)何故、今笹尾鐵三郎先生か 「こういうわけで、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けよ…

『礼拝の生活』再考、その21

1970年10月25日 『礼拝の生活』20号「12月19日、20日」 毎週主日礼拝後、讃美歌の練習が続けられています。12月19日、20日の青梅市民会館での集まりに備えて、地味な歩みを重ねているのです。この12月19日、20日の集りを通して私たちの群が、「青梅」キリス…

ユダの手紙

1章の聖書各書② 2012年年5月27日(日)午後 聖望キリスト教会 聖書味読・身読会ユダの手紙[1] 序 (1)手紙の発信人 「イエス・キリストのしもべであり、ヤコブの兄弟であるユダ」(1節前半) ヤコブは、手紙を受け取った人々に良く知られた人物。エルサ…

『私・ヨナ、創造者を礼拝する者』

2012年5月27日 聖望キリスト教会 主日礼拝 ヨナ書1章7−16節 『私・ヨナ、創造者を礼拝する者』御父、御子、御霊、生ける三位一体なる神の御名を讃美します。 [1]序 2012年のペンテコステ礼拝、確かに昨年も来年もペンテコステ礼拝があり、いつもの年と同…

敬愛する後輩牧師二人からの便り

便り①宮村先生すでにブログは3月から初めておられたのですね。 引越しから最近まで、まだ全部ではないですが、 すこし読ませていただきました。ご夫妻の骨太で多産な働きをうらやましくおもいながら よみました。 先生のブログはこれまでにいただいた引越し…

宮村武夫著作2 説教・注解 申命記

★難産でした、宮村武夫著作2 説教・注解 申命記が、6月末、ヨベルから刊行予定です。 最後の作業のためお祈り頂ければ、うれしいです。回顧と展望の原点を共有して 清水武夫先生(日本長老教会・玉川上水キリスト教会牧師) 宮村先生は申命記の主題を回顧と…

『礼拝の生活』再考、その20

1970年10月18日 『礼拝の生活』第19号(巻頭言)「文書委員会の使命」 10月4日の臨時総会で、下半期へ向っての展望の一つとして、新しい歩みをなす決定をした文書委員会の使命について考えてみます。 この場合も、教会とは一体何か基本の確認から出発する必…

第9回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会

第9回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会日時 2012年5月26日(土)午後2時 場所 〒272 -0034千葉県市川市市川3 -37 -11A 市川うちな−んちゅの部屋 祈祷課題 基本課題 基地返還後の沖縄の展望のため 具体的課題 ①92回首里朝祷会 2012年6月5日(火)午前7時ー8時半…

『微妙―しなやかに、かろやかにー』

2011年11月13日 小海キリスト教会 主日礼拝 『微妙―しなやかに、かろやかにー』 マルコ2章23−28節 [1]序 父、御子、御霊なる三位一体の神の御名を崇めます。 (1)今朝、小海キリスト教会の主日礼拝に参加できる喜び。 そもそも主日礼拝の驚くべき恵み。…

『礼拝の生活』再考、その19

1970年10月11日 『礼拝の生活』第18号(巻頭言)「臨時総会を終えて」 10月4日午後臨時総会を終えることができました。 (イ)上半期の感激と反省、 (ロ)下半期の展望、 (ハ)宗教法人化について、 (ニ)会計報告と補正予算などが中心的な議題でした。 …

聖書に見る島・沖縄

★昨年5月24日、沖縄を離れ市川に。1年の恵みを感謝。聖書に見る島・沖縄 [1] 序 聖書が時、時間、歴史を大切にしていることは明らかです。ですから聖書を読みつつ生き、活・生涯を通して聖書を読む恵みを与えられている私たちが歴史的(時,時間)的セン…

『礼拝の生活』再考、その18

1970年10月4日 『礼拝の生活』17号「ケイジバン」 先週から、教会の入口に、大きな掲示板がデンと据えられています。縦90センチ、横180センチもある、立派な掲示板です。こんな大きなものが、この規模の教会に必要だろうかと言われても仕方ありません。 しか…

コロサイ人への手紙−9回で大筋をーその3

<7回> 2011年12月25日 聖望キリスト教会 主日礼拝『クリスマス-主に喜ばれる人間関係へ-』 コロサイ3章18−4章1節 [1]序 (1)今朝は、2011年のクリスマス礼拝です。4回のアドベント主日礼拝ごとに、そして私たちの日々の歩みにおいて備えてきました。 …

コロサイ人への手紙−9回で大筋をーその2

<4回> 2011年9月25日 聖望キリスト教会 主日礼拝 『神のことばを余すことなく』 コロサイ1章24−2章7節 [1]序 (1)主の御名を讃美します。 ①今朝も、コロサイ人への手紙を読み進めます。6月に第1回、7月と8月を経て、今回は第4回、季節も初夏から盛夏…

コロサイ人への手紙−9回で大筋を−その1

<1回> 2011年6月26日 聖望キリスト教会 主日礼拝『御霊による愛』 コロサイ1章1−8節 [1]序 (1)2011年6月から2012年3月まで9回の主日礼拝で、コロサイ人への手紙に集中し通読します。この期間、各自がコロサイ人への手紙を生活の現場で反復繰り返し…

『沖縄での25年−回顧と今後の展望−』

2011年年5月29日 聖望キリスト教会 主日礼拝 『沖縄での25年−回顧と今後の展望−』「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ロ−マ8章28節)[…

『礼拝の生活』再考、その17

1970年9月27日発行 「礼拝の生活」16号〔巻頭言〕『展望と反省』 臨時教会総会において上半期の歩みの深い反省がなされ、また下半期の歩みの確実な展望が与えられ、的確な歩みをなし続ける備えをと心から願っております。 以下私たちの反省と展望の基盤をも…

5月フィリオ会・海外宣教祈祷会

5月フィリオ会・海外宣教祈祷会 日時 2012年5月21日(月)午後2時 場所 〒272 -0034千葉県市川市市川3 -37 -11A 市川うちな−んちゅの部屋 祈祷課題 ①世界各地の日本人ディアスポラのため ②世界各地の日本語集会・教会のため

今日は、練馬二丁目伝道所に

本日5月20日(日)は、日本キリスト教団 練馬二丁目伝道所主日礼拝宣教担当でした。 下里綾子牧師と夫の下里誠兄は、1970年青梅キリスト教会に東京キリスト教短期大学の学生として1年間出席。40年ぶりの主日礼拝を共にする喜びでした。 特に下里兄は、週刊の…

喜びカタツムリの便り10号

喜びカタツムリの便り 《千葉県市川より》NO.0010 2012年5月12日(土) ゴルゴダに 担われ進む カタツムリ イザヤ書46章3.4節 わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。 胎内にいる時からになわれて おり、 生まれる前から運ばれた…

第9回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会

第9回市川うちな−んちゅの部屋祈祷会 日時 2012年5月26日(土)午後2時 場所 〒272 -0034千葉県市川市市川3 -37 -11A 市川うちな−んちゅの部屋 祈祷課題 基本課題 基地返還後の沖縄の展望のため 具体的課題①2012年無教会全国大会、 11月3日(土)、4日(日)…

2009年先輩S牧師への手紙

敬愛するSS先生頌主。 主にあってお励みのことを覚え,御名を崇めます。 中嶋聡兄の、「『心の傷』は言ったもん勝ち」をお送りするのが遅れ,申し訳ありません。同封いたしますのでよろしくお願いします。 11月23日から28日まで、大阪、神戸、和歌山に行っ…

『神学校の地域性について』

日本福音主義神学校協議会総会シンポジューム発題 『神学校の地域性について』 2002年10月7日(月) 東京聖書学院 宮村武夫 (沖縄聖書神学校)[1]序 (1)「始めは小さく、計画は大きく」(A.シュラッター)。(2)聖書に見る実例、たとえばパウロの場合。…

『主イエスの復活のゆえに、この祈りの恵み』

『主イエスの復活のゆえに、この祈りの恵み』 ローマ1章1−4節、8章14−27節[1]序 (1)主イエスの復活とパウロの生涯、使徒の働き9章1−9節。 ロ−マ1章1−4節、ローマ人への手紙全体の基盤。 (2)ダマスコ途上で、復活のイエスとの出会い・事実。 パウロ…

『この方の栄光と恵み』

『この方の栄光と恵み』 ヨハネ1章14−18節 [1] 序 ①Ⅱテモテ2章8節の前半、「ダビデの子孫として生まれ」に意を注ぎ、主イエスの受肉・恵みの事実を主に私どもの心に刻んで頂くことを、切願しつつ、 ヨハネ1章14−18節から、『この方の栄光と恵み』との…

『礼拝の生活』再考、その16

1970年9月20日 「礼拝の生活」15(巻頭言)「反省と展望」 夏から秋へ。教会の歩みが深まり行こうとしている今、近づく臨時教会総会(10月4日午後)を大切な機会として心の備えをしたいものです。臨時総会が、私たちの上半期の歩みの反省、また下半期の展望…