三位一体

アウグスティヌス味読・身読の手引き

神学書を読む(22)出村和彦著『神学書を読む(22)出村和彦著『アウグスティヌス「心」の哲学者』 執筆者 : 青木保憲 ★1月3日(水)、4日(木)、ゆっくり話し合いの時を持てた、クリスチャントゥデイのコラムニストによる、アウグスティヌス味読・身読…

ペテロ・ネメシェギ神父『卆寿祝賀会及び来日記念講演集(2011年・2013年)その1

ペテロ・ネメシェギ神父 『卆寿祝賀会及び来日記念講演集(2011年・2013年) その1 このA477頁の小冊子は、私の小さな、しかし掛け替えのない貴重な宝物の一つです。 そこには、40年振りに、直接拝聴する機会を与えられた二つの講演、 「福音書にみるイエス…

2015年6月14日(日)③「植物あっての植物学」

2015年6月14日(日)③「植物あっての植物学」高校生時代、万代恒雄先生からお聞きしたことばが、私の生涯を導いてくれています。 以下は、その一つです。 「植物があっての植物学である、 人間がいるからこそ人類学がある。 人類学が人間を造り、 植物学が植…

2015年5月9日(土)③聖書をメガネに 美術関係の記事・コラムの基盤と多様な広がり

2015年5月9日(土)③ 聖書をメガネに 美術関係の記事・コラムの基盤と多様な広がり クリスチャントゥデイの音楽関係の記事が多様な切口から報道されるようになったのに続き、美術関係の記事・コラムへの期待も高まります。そのような状況の中で、美術や芸術…

聖書をメガネに 「同時に」の恵み、主義・イズムからの解放

「同時に」の恵み、主義・イズムからの解放 年若き日に、敬愛する恩師が心に刻んでくださり50年余。小さな者の生活・生涯を導き、ささやかであってもそれなりに実を結びつつあるもの。それを、「同時にの恵み」と言い表したいのです。 申命記6章4節「聞…

生ける三位一体なるお方『礼拝の生活』再考その120

1973年2月18日 『礼拝の生活』120号(巻頭言)「生ける神」 聖書の宣言する信仰の中心は、「生ける神」です。 たとえば、使徒パウロは、テサロニケ教会の人々が信仰を持つに至ったときのことを、 「あなたがたがどのように偶像から神に立ち帰って、生けるま…

『からだのよみがえり』『使徒信条』再考②

聖望キリスト教会・宇都宮キリスト集会合同修養会 日時 2012年9月17日(月)午前 場所 日光 オリーブの里『使徒信条』再考② 『からだのよみがえり』 ロ−マ8章18−25節[1]序 (1)使徒信条第三項,「 我は聖霊を信ず・・・」 アッセンブリーの・ペンテコステ…

『聖徒の交わり』『使徒信条』再考①

聖望キリスト教会・宇都宮キリスト集会合同修養会 日時 2012年9月16日(日)夜 場所 日光 オリーブの里『使徒信条』再考① 『聖徒の交わり』 Ⅰヨハネ1章7節[1]序(1)このように第二回合同修養会、継続の恵みを感謝します。 昨年は十戒、今年は使徒信条。…

聖霊論の学び、その②Ⅰヨハネに見る聖霊

聖霊論の学び、その② 沖縄聖書神学校2001年 秋期神学セミナー 2001年10月22日(月)、23日(火) 第二回 Ⅰヨハネに見る聖霊[1]序 (1)「一度にすべてでなく」。主なる神の用いたもう原則。 創世記1章1節に見る創造の御業。さらに万物の創造から再創造・新天…

  聖霊論の学び、その①

聖霊論の学び、その① 沖縄聖書神学校2001年秋期神学セミナー 2001年10月22日(月)、23日(火) 第一回 『聖霊論の展開』をめぐって[1]序感謝 (1)今回の秋期神学セミナーについての理解 各自の実に多様な背景。 しかしそのような多様な背景を持つ私たちが…

「教会の一致をめぐって−課題は歴史的自覚−」

★「福音主義とは何か」シリーズの2回目に書いたものは、 「教会の一致をめぐって−課題は歴史的自覚−」です。 第1回目が聖書についてであり、第二回目が教会についてなのです。「教会の一致をめぐって−課題は歴史的自覚−」 教会の一致という課題に、原理的に…

「全体と個人について」『礼拝の生活』再考その68

1971年12月19日 (巻頭言)『礼拝の生活』68号「全体と個人について」 今、私たちは幼稚科下級の三歳の子どもから、シメオン、アンナの会のひとりびとりまで、教会全体が同じ主日礼拝の場に集い、唯一の生ける、真の神を声と心を合わせて賛美しています。 普…

回顧と展望の原点を共有して

回顧と展望の原点を共有して 日本長老教会・玉川上水キリスト教会牧師 清水武夫 私は宮村武夫先生にはいろいろな形でお世話になりました。先生がアメリカでの学びを終えてお帰り になったときには、私は入れ替わるような形で、日本クリスチャン・カレッヂを…

(巻頭言)「現場、現実」 『礼拝の生活』再考、その47

1971年6月20日 『礼拝の生活』47号 (巻頭言)「現場、現実」 先日、市役所前の教育センター・福祉センターの建築現場を見てきました。 最近求道を始められた、三井建設のKさんが案内してくれたのです。地下から屋上まで、完成した建物では想像できない細か…

『礼拝の生活』再考、その19

1970年10月11日 『礼拝の生活』第18号(巻頭言)「臨時総会を終えて」 10月4日午後臨時総会を終えることができました。 (イ)上半期の感激と反省、 (ロ)下半期の展望、 (ハ)宗教法人化について、 (ニ)会計報告と補正予算などが中心的な議題でした。 …

★三位一体論をめぐる質問

★三位一体論をめぐる質問を先日メールで受け、 幾重かの限界を意識しながら、三つの基本的な私の確信をメールで伝えました。(1)生ける三位一体の神ご自身と三位一体論の区別と関係。 私は、年を重ねるにつれて、ますます生ける三位一体の神ご自身を礼拝す…

2012年4月9日

★三位一体論をめぐる質問を先日メールで受け、 幾重かの限界を意識しながら、三つの基本的な私の確信をメールで伝えました。 (1)生ける三位一体の神ご自身と三位一体論の区別と関係。 私は、年を重ねるにつれて、ますます生ける三位一体の神ご自身を礼拝す…

「同時に」の恵み

[1]序 73歳それなりに年を重ねる恵みを、多少の負け惜しみを含めて、味わい喜ぶ日々です。 年若き日に、すべてを「神において」見、考える道を恩師渡邊公平先生が心に刻んでくださってから50年。徹底的に聖霊ご自身に信頼する祈りに根差す徹底的な聖書信仰は、私…