宮村武夫著作2 説教・注解 申命記

★難産でした、宮村武夫著作2 説教・注解 申命記が、6月末、ヨベルから刊行予定です。
 最後の作業のためお祈り頂ければ、うれしいです。

回顧と展望の原点を共有して
清水武夫先生(日本長老教会玉川上水キリスト教会牧師)
 
 宮村先生は申命記の主題を回顧と展望としてとらえておられます。私自身も、折に触れて、自らの思索と歩みを回顧し展望してきました。……形而上的・心理的なことと認識的・倫理的なことの区別と関係という、渡邊公平先生から学んだ弁証学の基盤にあることです。これは個人的な歩みの回顧と展望の原点であるだけでなく、神が創造の御業において造り出されたこの歴史的な世界のうちにあって、この世界の歴史を回顧し展望するための原点でもあります
し、神の創造の御業と贖いの御業を貫くみこころを、歴史的に回顧し展望するための原点でもあります。宮村武夫先生がこのことを共有してくださっているということをあかししてくださったときに、私は自分がこの著作集の中の『申命記』に寄稿させていただいたことのより深い意味を汲み取らせていただきました。(本書「巻頭言」より)。

出会いものがたり
細田 浩先生(日本福音キリスト教会連合 昭和町キリスト教会 会員、弁護士)
 

 ある夜、宮村先生から自宅に突然電話が掛かってきて、申命記が著作集として発刊される際、私にそのメッセージについて執筆するよう依頼があった。……先生が神学生であった頃、祈祷会のあった水曜日は、竹森先生のメッセージを聞くため、井の頭線に乗って、わざわざ日基の吉祥寺教会まで通っていたという。……神様は、不思議な方法をもって、宮村先生と私が、長い年月と教派を超え、同じ竹森先生を通して、神様の御言葉を聞かせていただいていたことを明らかにしてくださった。宮村先生も、本当に驚いた様子で、電話の中で主の不思議な恵みを祈っていただいた。私は、その祈りの声を忘れることができない。(本書「巻末エッセイ」より)