『私・ヨナ、創造者を礼拝する者』

2012年5月27日
聖望キリスト教会 主日礼拝
ヨナ書1章7−16節 

『私・ヨナ、創造者を礼拝する者』

御父、御子、御霊、生ける三位一体なる神の御名を讃美します。
[1]序
 2012年のペンテコステ礼拝、確かに昨年も来年もペンテコステ礼拝があり、いつもの年と同じように見えます。また今年もいつものようにペンテコステ礼拝と。
しかし2011年のペンテコステ礼拝でも、2013年のペンテコステ礼拝でもなく、まさしく2012年のペンテコステ礼拝なのです。
少なくとも三重の特別な意味・位置を確認したいのです。
(1)私の生涯で、ただ一度の2012年のペンテコステ礼拝。

(2)聖望キリスト教会の歩みの中で、ただ一度の2012年のペンテコステ礼拝。

(3)そうです。創造から再創造(キリストの再臨)まで、神の救いの全歴史の中で、
実にただ一度の2012年のペンテコステ礼拝なのです。
 そのようなペンテコステ礼拝に、今朝、私たち一同でともに参加できているとは。何と言うことでしう・・・本当に。
 さらに私たちだけでなく、諸所各地で。特にカナダのバンクバーを覚えます。

[2]聖霊ご自身・ペンテコステとヨナ書
(1)Ⅱテモテ3章16節の光りでヨナ書を見る。
 「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。」
 「神の霊感によるもの」の意味を正しく、深く、豊かに受け止め徹底的な聖霊信仰、徹底的な聖書信仰の確立を私たちの生活・生涯において。ヨナ書講解の機会を通しても。

(2)聖霊ご自身がヨナの全生涯を導かれ、その中でヨナ書を著者が記述したと確認。

(3)聖霊ご自身の導きを求め従いつつ、ヨナ書からの宣教を語る者も聞く者も一つになって今月も、来月も、そして12月へ向けて。そしてあの少年サムエルの祈り、
「僕(しもべ)きく語りたまえ」を、ペンテコステ礼拝にふさわしい聴従の祈りとして。

[3]ヨナ書1章7−16節に見る、ヨナの発言

(1)1章9節、基本・基盤
①発言の背景、1章7,8節。
「あなたの仕事は何か。あなたはどこから来たのか。あなたの国はどこか。いったいどこの民か。」(8節後半)。

②1章9節前半
「私はヘブル人です」、実際的自己理解、しかし表面的。

③1章9節後半
「私は海と陸を造られた天の神、【主】を恐れています。」、私・人間・ヨナの深い自己理解。

(2)1章12節、状況に応じて
①1章11節に見る、ヨナの発言の背景
「「海が静まるために、私たちはあなたをどうしたらいいのか。」

②1章12節に見るヨナの発言の3点
イ.「私を捕らえて、海に投げ込みなさい。」

ロ.「そうすれば、海はあなたがたのために静かになるでしょう。」

ハ.「わかっています。この激しい暴風は、私のためにあなたがたを襲ったのです。」

[4]集中と展開
(1)集中
「・・・」かぎ括弧に要約されるヨナのことば
→私たちの「・・・」に入ることばは。
参照ローマ10章9節
「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。」

(2)展開
 ヨナ書に見る、ヨナのことばとヨナの生涯
→私たちのことばと生涯。
聖霊ご自身は、時間をかけ、生涯をかけ切り離せない双方を導いて下さいます。
私たちの応答は。自己理解、他者理解、何より神理解が一段と深く、豊かに。
2012年ペンテコステを記念して、感謝です。