書評、読書

竹の子神学の実例 その1

竹の子神学の実例 その1竹の子神学? そうです。恩師ペテロ・ネメシェギ先生から学んだ多くのことの1つです。 ネメシェギ先生が、故国ハンガリー動乱のさなかローマに派遣され、かの地で研鑽を重ね、その後自ら望んで日本宣教に身を投じ、神学教育を中心に…

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その8 聖書の契約構造に見る神の民の位置  コラムニスト : 宮村武夫

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その8 聖書の契約構造に見る神の民の位置 コラムニスト : 宮村武夫 高橋三郎・島崎暉久共著『仰瞻・沖縄・無教会』(1997年、証言社)への応答 3. 3つの応答 (3)無教会、聖書の契約構造に見る神の…

M.スコット・ペック 森英明訳、『平気でうそをつく人たち 虚偽と偽悪の心理学』草思社文庫、2011に学ぶ、学ぶ基本メッセージ 増補

M.スコット・ペック 森英明訳、『平気でうそをつく人たち 虚偽と偽悪の心理学』草思社文庫、2011に学ぶ、学ぶ基本メッセージ 増補https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1008212859318760&set=a.508715392601845.1073741826.100003901676704&type=3&t…

M.スコット・ペック 森英明訳、『平気でうそをつく人たち 虚偽と偽悪の心理学』草思社文庫、2011に学ぶ、学ぶ基本メッセージ 増補

M.スコット・ペック 森英明訳、『平気でうそをつく人たち 虚偽と偽悪の心理学』草思社文庫、2011に学ぶ、学ぶ基本メッセージ 増補https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1008212859318760&set=a.508715392601845.1073741826.100003901676704&type=3&t…

中高生を念頭に、クリスチャントゥデイに伝記を書き続ける栗栖さん、フランシスコ・ザビエルの伝記を新しく書き始める

中高生を念頭に、クリスチャントゥデイに伝記を書き続ける栗栖さん、フランシスコ・ザビエルの伝記を新しく書き始める http://www.christiantoday.co.jp/articles/24375/20170831/francis-xavier-1.htm戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(1…

発行の遅れている著作集について、励ましの便り

発行の遅れている著作集について、励ましの便り★福音主義神学会の研究会の際、ラーメン屋のテーブルで出会いました。それ以来、その時以来、しばしば手書きの便りを頂く農大出身の敬愛する牧師から、発行の遅れている著作集について、今回も励ましの言葉を頂…

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その7 沖縄、地理的センス 宮村武夫

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その7 沖縄、地理的センス 宮村武夫高橋三郎・島崎暉久共著『仰瞻・沖縄・無教会』(1997年、証言社)への応答 3. 3つの応答 (2)沖縄、地理的センス 本書の書名が「仰瞻(ぎょうせん)」という信…

森永玲著、花伝社発行の「反戦主義者たることご通知申し上げます」

森永玲著、花伝社発行の「反戦主義者たることご通知申し上げます」★ペンケン祈祷会祈祷会の祈りの友、土肥先輩はご自身が広島のご経験をなさっておられ、憲法9条に対して並々ならない思いを抱かれています。 最近も、ペンケン祈祷会祈祷会の祈りの友に以下の…

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その6 「ひたすら十字架の主を仰ぎ見」る  コラムニスト : 宮村武夫

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その6 「ひたすら十字架の主を仰ぎ見」る コラムニスト : 宮村武夫 高橋三郎・島崎暉久共著『仰瞻・沖縄・無教会』(1997年、証言社)への応答 3. 3つの応答 次に、本書の各論考の内容から教えられる…

小さく軽い、しかし最高に重い本

小さく軽い、しかし最高に重い本内村鑑三と森有正有正、日本クリスチャンカレジ時代からの生涯の先達の結びつき。小さく軽い、しかし最高に重い本。 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1002132346593478&set=a.508715392601845.1073741826.1000039016…

松山福音センター万代恒雄先生の蔵書と読書

松山福音センター万代恒雄先生の蔵書と読書ー有賀鉄太郎先生の『オリゲネスの研究』ー 1962年クリスマスの時期、日本クリスチャン・カッレジ4年生でしたが、例年のように松山福音センターを訪問した際、万代恒雄先生の机の上に、有賀鉄太郎先生の『オリゲ…

和泉糸子さんからのメール

和泉糸子さんからのメール★手紙のやり取りと同様、メールのそれも私の生活と生涯にとって大きな位置を占めているのは確かです。 しかしその大部分は、消え去っています。その中で、数重なる引っ越しにも関わらず、手元に残っている手紙があります。 またパソ…

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その4 なぜ、著者の意図・心 宮村武夫

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その4 なぜ、著者の意図・心 宮村武夫 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答 宮村武夫 (2)無教会はどこへ行くのか ③ なぜ、著者の意図・心 本論考を、著者島崎先生はこの主題で、このような展開で記述してい…

【出版記念会のご案内】『神の秘められた計画』ー途上での省察と証言ー(いのちのことば社)

【出版記念会のご案内】『神の秘められた計画』ー途上での省察と証言ー(いのちのことば社) https://www.facebook.com/photo.php?fbid=983274368479276&set=a.508715392601845.1073741826.100003901676704&type=3&theater ★後藤先生から贈呈頂いた本を読み…

主にある仲間の新著通読、そして便りの再読

主にある仲間の新著通読、そして便りの再読 http://f.hatena.ne.jp/kimiyom/20170520153503沖縄から心の便り−精神科主治医N兄より− ☆1986年4月、沖縄に移住1,2年の間に、会堂建設など生活の多忙さと激変の中で、躁鬱を発症。かなり激しい躁鬱の症状の中で牧…

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その2

聖書をメガネに 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答・その2 『仰瞻・沖縄・無教会』への応答 宮村武夫 (2)無教会はどこへ行くのか 本論考は、第二論考「沖縄からの叫び」の背景を示すもので、両者は深く結ばれています。 島崎先生ご自身が、序において、「…

敬愛する樋野興夫順天堂大学医学部教授からの活動報告

敬愛する樋野興夫順天堂大学医学部教授からの活動報告第220回「がん哲学学校」 『われ21世紀の新渡戸とならん』の静かなるブーム到来 〜 哲学の時期 〜 筆者の講演会に「神谷美恵子」のご親族の方が聴講に来て頂き、お話する機会が与えられた。「神谷美恵子…

聖書をメガネに 中嶋聡著『うつ病休職』著者からの贈呈・その1 宮村武夫

聖書をメガネに 中嶋聡著『うつ病休職』著者からの贈呈・その1 宮村武夫 中嶋聡著『うつ病休職』(2017年5月、新潮新書) 著者の中嶋聡兄と私は沖縄時代、二重の関係で固く結ばれていました。 ① 牧師と信徒・教会役員 ② 主治医と患者・牧場の羊の1頭 …

「聖書をメガネに ユルゲン・モルトマン著『わが足を広きところに モルトマン自伝』との1年」その2 宮村武夫

「聖書をメガネに ユルゲン・モルトマン著『わが足を広きところに モルトマン自伝』との1年」その2 宮村武夫 2. 『人類に希望はあるか 21世紀沖縄への提言』と本書 私が本書(『わが足を広きところに モルトマン自伝』)を読む切り口は、当然、モルトマ…

敬愛する順天堂大学医学部樋野興夫先生からの人と人の出会いについて感動的な活報告

敬愛する順天堂大学医学部樋野興夫先生からの人と人の出会いについて感動的な活報告「宮村先生 感謝申し上げます。 樋野第210回「がん哲学学校」 元検事総長:原田明夫氏の逝去〜『勇ましき高尚なる生涯』〜 元検事総長:原田明夫氏が、逝去された(2017年4…

ニューイングランドの母校から、Richard Reinhold Niebuhr教授ご召天の報告

ニューイングランドの母校から、Richard Reinhold Niebuhr教授ご召天の報告1966年から1967年、わずか1年の新約聖書修士コースでの生活。しかし専攻科目の直接教授を受けた恩師以外にも、姿を垣間見るに過ぎなかったはずの方々の印象が、50年後の今も鮮やかで…

ささやかなりとも、読みに読み、書きに書く歩みを、生涯の最後まで

ささやかなりとも、読みに読み、書きに書く歩みを、生涯の最後までhttps://www.facebook.com/photo.php?fbid=858245327648848&set=a.508715392601845.1073741826.100003901676704&type=3&theater

新井明先生と私の出会いの経緯とその展開

新井明先生と私の出会いの経緯とその展開★新井明先生と私の出会いの経緯とその展開について、宮村武夫著作6『主よ、汝の十字架をわれ恥ずまじドストエフスキーの神学的一考察、他』3頁以下で、新井先生が書いてくださっています。二〇一三年五月のことです。…

1997年沖縄で生との主にある交わり そ出会って以来、松谷好明先の3

1997年沖縄で生との主にある交わり そ出会って以来、松谷好明先の3★2010年10月、宮村武夫著作5『神から人へ・人から神へ「聖書・神学」考』の巻頭言を、松谷先生は、お書きくださいました。 2009年12月、脳梗塞を発症、2011年5月、首里訃音教会で説教するこ…

戦後71年:沖縄戦を語り継ぐ 恒久平和を求める沖縄の心「命どぅ宝」

戦後71年:沖縄戦を語り継ぐ 恒久平和を求める沖縄の心「命どぅ宝」記者 : 守田早生里 本が読まれなくなったとぼやかれる中で、インターネット新聞の記事がそれなりに読まれ続けている事実はうれしいことです。 そればかりでない。1つの記事が、特定の著…

大谷裕文・塩田光喜編著『海のキリスト教 太平洋島嶼諸国における宗教と政治・社会変容』7月15日、明石書店

大谷裕文・塩田光喜編著『海のキリスト教 太平洋島嶼諸国における宗教と政治・社会変容』7月15日、明石書店「よう大統領」と、土俵に向かって掛け声を掛けたい思いです。 この書について、記者から編集会議で初めて聞いてから、どのくらい経過したでしょ…

順天堂大学医学部の樋野興夫先生が、「言葉の処方箋」の源泉は、ここにあると語る

順天堂大学医学部の樋野興夫先生が、「言葉の処方箋」の源泉は、ここにあると語る「宮村先生 感謝申し上げます。 樋野興夫第176回「がん哲学学校」 「手の届く限りに於いて 手をつける」 〜『誠実・手腕・洞察力・気骨』〜 「内村鑑三記念 メディカルカフェ…

根の養いの営み

根の養いの営み 今回1個月の沖縄訪問に際し、(1)鈴木範久著『内村鑑三日録1888〜1891一高不敬事件』(上・下)教文館、(2)『中村獅雄著作集』(全3冊)新教出版、(3)ユゲン・モルトマン著、蓮見幸恵・蓮見和男訳『わが足を広きところに …

中村獅雄著作集 1巻 2巻 3巻 新教出版 持参の背景 その2

中村獅雄著作集 1巻 2巻 3巻 新教出版 持参の背景 その2 聖書解釈学の授業を毎年継続していく中で、聖書解釈の歴史を学ぶ時間が次第に長くなる傾向がありました。世界の教会の聖書解釈の歴史を大きく見るばかりでなく、日本の教会史の中で、先達が実際どのよ…

中村獅雄著作集 1巻 2巻 3巻 新教出版 持参の背景 その①

中村獅雄著作集 1巻 2巻 3巻 新教出版 持参の背景 その① 今回の沖縄訪問に際して、中村獅雄著作集 1巻 2巻 3巻 新教出版を持参したのには、それなりの背景があります。 1969年、東京キリスト教短期大学で授業を担当した時、新約通論や新約各書研究など新約聖…