松山福音センター万代恒雄先生の蔵書と読書

松山福音センター万代恒雄先生の蔵書と読書ー有賀鉄太郎先生の『オリゲネスの研究』ー

 1962年クリスマスの時期、日本クリスチャン・カッレジ4年生でしたが、例年のように松山福音センターを訪問した際、万代恒雄先生の机の上に、有賀鉄太郎先生の『オリゲネスの研究』がありました。
 そのときは、母の援助で自費出版した私の卒論が話題の中心になり、有賀先生の本について,全く話し合うことがなかったのです。    

 その後万代先生の召天後何年もたって、万代先生の生前と全く同じ状態に君恵夫人が保たれている書斎で、かなりの時間を過ご・恵みの時を与えられました。
 基本的辞典類や著作集やカウンセリングング関係の多くの書の間に、あの、有賀鉄太郎先生『オリゲネスの研究』もありました。万代先生が召されるまで、身近に置かれていたと認めました。
 万代先生の書斎全体から受ける印象としては、無教会系の著者がが目立ちました。また榊原康夫先生のものをよく読んでおられるのも気付きました。
 私が様々な機会にお送りした著書その他も保管していて下さり、改めてヘブル13章7節を覚えました。
 鉛筆での的確な書き込みを思い出し、万代先生の読書生活を忍びます。そして生涯の最後まで、読みに読みと励まされます。