2015年4月11日(土)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと-聖書で安藤仲市を読む- その3 再提示

2015年4月11日(土)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと-聖書で安藤仲市を読む- その3

 安藤仲市先生と一番深く関わりを持たして頂き、恵みへの応答・責任を取る生き方、「逆トカゲのしっぽ切り」の生き方を学んだのは、私が40代の前半の頃でした。
 東京キリスト教学園で非常勤から専任へとのお話しを引き受ける決心がようやくつき、後ろの橋を切る思いで、青梅キリスト教会を離れる手順を済ませたのでした。ところが、ある方の言動で、理事会の決定が、かなりの期間、教会に正しく伝わらなかったのです。私たち家族は、文字通り行くところがなくなり、以前から交流のあった何年も無牧の沖縄にある教会に赴任する約束をすることになったのです。

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 そのいきさつが明らかになったとき、安藤先生は、青梅キリスト教会に、
トカゲのしっぽ切りとまったく逆の態度で謝罪されたのです。教会の三名の代表者に頭を下げた、安藤先生の雄々しい姿を忘れることができません。
安藤先生は本当に罪赦された恵みを知り、その応答として、時に応じて責任を取る生き方をなさっていると受け止めました。
 その後、安藤先生の本気の慰留に対しても、一度約束したのだからと従ず、2年の準備を経て沖縄に移住したのです。その間、安藤先生にとっては信仰の継承者・娘婿、私にとっても掛け替えのない主にある親友・朝岡茂牧師が主のもとに召されました。そうです、安藤先生と私の関係に、朝岡茂・満喜子夫妻が深い影響を与え続けたのです。

神学とは、何をいかに語るかではなく、少なくともそれだけでなく、いかに生きるか、いかに責任をとるかだと安藤仲市先生からも深く学びました。