伊江島中高キャンプ 小さなバッチとTシャツ

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伊江島中高キャンプ 小さなバッチとTシャツ

 
毎年春と夏繰り返し開催した伊江島中高生キャンプ。毎年、かならず何か新しい経験をした。例えばある年、タッチューに登りながら、霧の濃さに驚かされました。頂上から、ほとんど何も見えない、過去十数年、年に何回かタッチューに登っていたのですが、そんなことは、それまで一度もありませんでした。

2003年の春の伊江島中高生キャンプについて、特別に記憶するのは、伊江島中高生キャンプの小さな手製のバッチがキャンプ委員会書記配られ、キャンパー各自が自分の気に入ったところにバッチをつけたことです。とても良く出来た、可愛らしいもので、タッチューと十字架をデザイしたものです。
 
小さなバッチを手にしながら二つのことを思い出しました。
一つは、伊江島中高生キャンプのTシャツのことです。Tシャツの図案をO姉が描く中で、二つの案を用意してくれました。その二つの中から一つを選び出すのは、キャンプ委員会にとり、それほど簡単なことではなかったのです。二つのいずれも意味深いもので、捨て難い。しかしTシャツの模様としては、その中の一つしか採用できません。心残りでしたが、結局一つが選ばれ、他方はボツ。

ところが伊江島キャンプの旗が最終的に選ばれたとき、興味深いことが起こりました。Tシャツの模様として採用されたものと、一度はボツとなったものと、この二つを、なんと並べたものが、伊江島中高生キャンプ旗の図案として選ばれたのです。

伊江島キャンプの旗について考えるとき、Y兄のことを忘れられません。伊江島キャンプのため、毎年、一つ、二つとテントを献品してくださり、Y兄は伊江島キャンプの営みを背後で支えてくれました。旗の計画を知った時、仕事上の知り合いの協力を得て、見事な旗を短時間で用意し寄贈して下さったのです。

*1:伊江島中高キャンプ 小さなバッチとTシャツ