人形町末広の思い出

人形町末広の思い出

 

 肋間神経痛の痛みが続く中で、知り合いからの以下の転送を読みながら、小学校上級生頃、しばしば連れて行ってもらった、人形町末広を思い出しました。

 

「2019年2月11日東京新聞「私説-論説室から」BY豊田洋一

 

--議員にとって「落ち」は避けたいところだが、それを超える魅力があるのだろう。

   小泉進次郎衆院議員ら自民党有志が「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」(落語議員連盟)を設立した。18年12月、東京・上野の鈴本演芸場で開かれた第一回実演鑑賞会には共産党や無所属の議員も顔を見せたという。

   落語と政治家の結びつきは昔からある。例えば吉田茂元首相だ。孫の麻生太郎財務相は自著に、小学生当時、首相に専用車で鈴本演芸場に連れて行かれ、六代目春風亭柳橋の落語を聞いた思い出話を記している。

   亡くなった立川談志家元は参院選全国区に出馬して50人中最下位という「トリ」で当選。三木内閣の沖縄開発政務次官に起用されたが、二日酔いで臨んだ記者会見で「公務と酒とどちらが大切なんだ」と聞かれて「酒に決まってんだろう」。在任36日で辞めた。

   議連発起人の呼びかけ文には「人々の政治への思いや率直な感情から遠ざかりがちであることを自戒しなければならない」とある。

   自分も落語好きで、しばしば寄席に出かける。時にまくらで辛辣な政治批判も飛び出すが、それを笑い飛ばすのも心地よい。

   「落語とは、人間の業の肯定である」と言ったのは談志だ。政治家も寄席に足を運んだり、噺に耳を傾けたりして人々の生きざまを感じ取ってほしい。政治批判にいちいち腹を立てる野暮はよしにして。」

 

★一番鮮明に記憶に残るのは、独特の雰囲気だった下足場のあたり。