いつでも、どこでも、ギアの入れ替え無しに

　私は、「聖なる公同の教会を信ず」と信仰告白し、そのように開成高校聖書研究会の一員として校内で生きる道を教えられ実践して来ました。
　そうです、そのように、アッセンブリーの母教会で生き、日本の福音派（私はこうした呼称、あまり好きではありませんが）の教育機関、アメリカの福音派神学校、ハーバートや上智大学神学部で生きて来ました。
　思いもよらない人の思いもよらない言動で、行くところがなくなり、２５年沖縄で生かされました。
　再び思いもよらない人の思いもよらない言動で、組織の教会から離れ、ある教え子の表現で言えば、難民のような姿で関東に戻って来ました。これまた、ある人の表現によれば、説教の謝礼を受けることを生業とし、主に御心ならばと覚悟した、野垂れ死はすることなく生かされたのです。
　
その時、高校時代から私の神と富にかね仕えないと言い張り硬直した生き方を背後にあって案じ続けてくれた方の紹介で、４０歳以上年下のクリスチャントゥデイ矢田社長に会い、１年間、毎週面談し、この人は騙されることがあっても、私を騙す人ではないと確信。
　さらにエステル４：１０の「この時のため」に励まされ、月給１０万でクリスチャントゥデイの働きに参与する決断をなし、２０１４年４月から今日まで、生涯で最も自由に表現できる環境の中で、思索しつつ書き、書きつつ読み思索してきました。
　２０１８年３月から４月、スッタフ３人体制なりに新しい基盤が据えられ、５月と６月新しい書き手・投稿者が加えられる喜びを味わってきました。
　６月の前半から後半、小さいながら肝要な節目を通過しつつあると自覚してきました。
組織と経済・富を第１とする営みではない。志を与え実現してくださるお方（ピリピ２：１３）を見上げ寄り縋り僕仲間（黙示録（２２：９）と進みたいのです。
私は、１9歳の時全集を通して内村鑑三に出会い、「教育者としての内村鑑三」とのレポートを書き、生涯を導かれてきました。
　今、「ジャーナリストとしての内村鑑三」との小論を書きたく願い、備えています。主の導きと支えの中で、先達のように、小なりとは言え、本来の人間、私らしい私として生き、死にたいと心しています。クリスチャントゥデイの読者の方々と、この時代のただ中で、ことばを大切にする交わりを重ね得る幸い、感謝。