『成長して、愛のうちに』 エペソ4章15、16節                  2012年年3月12日(日)                           シオンの群教会 

『成長して、愛のうちに』
エペソ4章15、16節
                 2012年年3月12日(日)
                          シオンの群教会 主日礼拝
[1]序 
 主の御名を讃美します。
 今朝、このようにシオンの群教会の主日礼拝に出席でき、さらに宣教の機会を与えられ、心より感謝いたします。背後にある導きの御手を覚えます。
 エペソ4章15,16節をもう一度お読みいたします。
「4:15むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。
4:16 キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」

[2]成長する教会
エペソ教会は、そうですシオンの群教会は、群れを形成するひとりひとりが整えられ奉仕の働きをしながらキリストのからだとして「建てあげる」と建物に関係する用語を用い恵みの事実をパウロは表現しています。
同時に、15,16節で繰り返し「成長」に焦点を会わせ、教会の姿を明らかにしています。
しかし教会の成長についてパウロは教えるだけでなく、3章14−21節に見るように祈っています。祈りこそです。教えと祈りは不可分です。
 パウロの祈り(3章16−21節)に、私たちも今心を合わせましょう。
「どうか父が、その栄光の豊かさに従い、
御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。
こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、すべての聖徒とともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解する力を持つようになり、人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。
こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。
どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方に、教会により、またキリスト・イエスにより、栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。」

[ 3 ]「愛のうちに」
1.キリストの愛、個人的人格的
「キリストの賜物の量りに従って恵みを与えられた」(4章7節)。ひとりひとりがそれぞれ与えられた力量にふさわしく働くのです。誰ひとり何もできない人はいない、何の仕事もないという人はいないのです。必ず役割とそれを果たす力を備えられているのです。

2.キリストの愛の共同体として
キリストの愛に励まされた個々人の営みが大切です。
しかも、それぞれがばらばらに働くのではなく、「しっかりと組み合わされ、結び合わされ」て成長して行くのです。こうして教会はキリストの愛のうちに建てあげられるのです。。

[4]集中と展開
(1)集中 成長についての聖書の励まし
 コロサイ2章19節
「かしらに堅く結びつくことをしません。このかしらがもとになり、からだ全体は、関節と筋によって養われ、結び合わされて、神によって成長させられるのです。」

Ⅰコリント3章6節、「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神。」

(2) 展開 成長の事実による励まし、こども、いのりの年配者、いつでもどこでも
①子供の存在
主イエスの幼児期の成長に見るように、親の目ばかりでなく誰にでも認められる。
ルカ2章40節「イエスはますます知恵が進み、背たけも大きくなり、神と人とに愛された。」
 
②老年期の成長、本人を含めて多くの人々に認めにくい、しかし確かに成長なのです。
イザヤ40章30,31節。
「 若者も疲れ、たゆみ、
 若い男もつまずき倒れる。
しかし、【主】を待ち望む者は新しく力を得、
鷲のように翼をかって上ることができる。
走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」
まさに「【主】を待ち望む」成長し続ける老年の姿です(ルカ2章25節―38節)。
Ⅱコリント4章16節「ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」。そうです、勇気を失わないのです。

③いつでも、どこでも成長。あらゆる点において成長し
聖書のメガネを通し神の成長の恵みの事実を認め感謝に満たされ、ピリピ3章13,14節の道を地道に進むのです。「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。」