ヘブル13:7への小さな応答ー健忘症からの解き放ち その1 「神のみことばをあなたがたに話した指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生活の結末をよく見て、その信仰にならいなさい」(ヘブル13:7)

ヘブル13:7への小さな応答ー健忘症からの解き放ち その1
「神のみことばをあなたがたに話した指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生活の結末をよく見て、その信仰にならいなさい」(ヘブル13:7)

★過去の恵みとその応答を覚えることこそ、今現に注がれて恵みを認め、恵みへの積極的に応答する道と判断します。
 私の記憶や記録が残る範囲内で小さな試みを始めます。

☆西上尾福音教会宣教開始十周年記念に当たって書いた文章
「うれしいニュースを聞いて」
主イエスの御名を賛美します。
 西上尾福音教会宣教開始十周年記念の知らせを聞き、心より感謝します。
 上尾の地で、ジーンズ、プライス両宣教師が宣教に従事し始めたころを知る者の一人として、十年前西上尾福音教会誕生のニュースを大いに喜びました。
その理由の一つはこうです。上尾での働きが始められる際、将来上尾に複数の教会が形成され、互いに協力して新しい開拓伝道を始めることが出来るように、埼玉県の西北部で礼拝の生活をおくっていた人々の幾人かは祈り願っていました。ですから西上尾福音教会誕生のニュースは特別の響きをもって伝わって来ました。
あれから十年、様々な経験を積み重ねながら、上尾での主の働きは、今新しい段階を迎えていると期待します。二つ、三つから、四つ、五つの教会の誕生への道を進まれて行くように。これからの十年、父なる神様の祝福が貴教会の上に豊かにありますように。
 このような機会ですので、もう一つ、上尾開拓開始の前後に話されていた事を書かせていただきたいと思います。上記の上尾に複数の教会がとの願いは、秩父地方の諸教会のため祈り、支えるアンテオケ教会的群れの形成との期待と結び付いていたのです。しかし、もう一つの方向についても話題になったことを記憶しています。それは、埼玉県の伝道から千葉県の伝道への広がり、そして東京の下町へとの展開です。
 あれから二十年近い年月が過ぎようとしています。今、西上尾福音教会十周年のうれしいニュースを沖縄首里でお聞きしながら、有野牧師ご夫妻の学生時代、特にクラスでの姿を思い出しています。お二人の母教会について思い巡らします。
また、一九六三年に初めて訪問し、その後四年間の主にある交わりを許され、昨年久し振りで尋ねる事が出来た、ジューンズ宣教師の母教会の人々について考えます。
さらに、一九七八年、念願かなって訪問できた、プライス宣教師のため祈り支えて来たカナダ教会の方々についても思い起こすのです。このように十年、二十年前のこと、さらにその背後にある、主の恵みに根差す貴い歴史を思うのです。そして今、この大切な十年の節目に、二十年近く前、話し合った千葉、東京下町の方向について、主にある期待を持って西上尾福音教会の十年後、二十年後と重ねて新しく心に刻むのです。主にある期待をもって。そして見通す事が出来るように思えて仕方がないのです。
ジューンズ、プライス両宣教師の祈りの奉仕は、いよいよこれから本格的になされると。今までのすべての経験が貴く用いられ、実り豊かな祈りの奉仕が進められる。その祈りの奉仕の中に、千葉、東京下町の方向など含まれはしないとだれが断言出来できるでしょうか。
 この記念すべき時に、ピリピ人への手紙を皆様方とご一緒にお読み出来ればどんなに幸いでしょうか。それが許されない今、ピリピ人への手紙一章6節と二章13節をお送りしたいと思います。
 
 「あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。」(ピリピ一章6節)

 「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」(ピリピ二章13節)