教え子に対する、素朴な問い

教え子に対する、素朴な問い

キリスト神学校時代の教え子の一人・TCUの山口陽一先生が日本キリスト教会史を専攻、研究と教育に励まれておられるのは、私に寄って喜びです・

 その山口先生が、「第6回日本伝道会議にむけて編集してきたブックレットが完成間近です。JEA宣教委員会、各プロジェクト他多くの方々の協力を得て、TCU日本宣教リサーチの柴田初男氏が精魂込めて作業にあたってきました。日本のキリスト教の現状を認識するための、あらゆるデータが240頁に集めてあり、日本宣教にあたる人にとって必携の書となればと願っています」と、フェイスブックで伝えておられます。

 2000年の沖縄伝道会議のときの沖縄での準備を改めて思い巡らします。私は、途中から沖縄側を代表する立場で準備に協力しました。
 同時に、現在の沖縄宣教研究所へ至る準備に加わり、現在の活動に全面的に協力しています。私の理解では、沖縄伝道会議の総括において、沖縄宣教研究所の動きは、ほとんど無視されてきました。
 その後、思いを越えた経過で、2014年4月からクリスチャントゥデイの働きに直接参与するようになりました。摂理的導きを覚えます。
 
 2016年版、『クリスチャン情報ブック』では、クリスチャントゥデイの存在を完全に無視しています。そうした現実の中で、山口先生に素朴に問いかけました。
「山口先生、いかがですか。『あらゆるデータが240頁に集めてあ』るとおっしゃる、第6回日本伝道会議にむけて編集してきたブックレットにおいても、クリスチャントゥデイの存在と活動は、無視なさっておられるのでしょうか。
 事実を、何より大切にするのは、過去についてばかりでなく、同時代に対しても鉄則と確信します」。
 年来の素朴なモットーを、今改めて一層強く心に刻んでおります。
(1)あることをないかのようにではなく
(2)ないことをあるかのようにではなく
「『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』」(マタイ5章37節)。事実と言葉の一致、言葉の真実を求め続けたいのです。そうです、エステル記4章14節「この時のためである」は、今までの歩みを振り返って、心の奥底から深いうなずきとなっています。そうした中らの素朴な問いです。