1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その5

1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その5

「頌主
 尊い研究・教育のお働きにお励みのことと思います。前期から後期へと、女子大のキャンパスも秋の気配が深まりつつある頃と思います。
 いつも、『若木』ご恵送くださり、感謝しております。中高生へ、どのように福音を伝達するかの課題は、福音とは何か、教会とは何か、そしてそもそも人間とは何かの課題と不可分である事実を痛感しております。

 伊江島との係わり、中高生キャンプの実践を通して、長年の祈りが具体的に公表すべき時が来ているように判断し、九月二六日の主日礼拝で、伊江島主僕高校の名前を明らかにいたしました。今、首里福音教会の兄弟姉妹をはじめ、皆様の祈りと助言を受けつつ、一九九四年一月一日に趣意書を書き上げることを目標に、準備を始めております。
 新井明先生に、一度直接お会いする機会を与えて頂き、助言を頂きたいと心より願っております。また、私なりに考えさせ続けております。心よりのお願いも直接申し上げることが許されれば、幸いです。私なりに今まで導かれてまいりましたことが、このためにあったとの思いを深めております。
 
 病床にあります、看護婦の一姉妹の平安に満たされた祈りに、日々励まされております。
 
 新井明先生のお働きの上に、日々豊かな祝福がありますように。
 九三年十月十五日 宮村武夫 
新井明先生」