1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その4

1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その4

★佐敷教会の平良修先生を訪問、新井明先生を紹介する機会を持て、感謝でした。
 また首里福音教会の集会が、新井先生に那覇聖書研究会の方々が直接お会いする機会となり、うれしい恵みの波紋でした。

頌主
 この度は、新井明先生を、私ども首里福音教会の聖研・祈祷会にお迎えする機会を与えられ、心より感謝しております。集会に出席した方々は、限られておりましたが、一同大いに励まされ慰められました。また、無教会那覇聖書研究会の吉浜よね子さん、宮城航一御夫妻も参加くださり、誠に幸いでした。尊い献金も感謝です。会堂・学生センターの返済のため用いさせて頂きます。
 
本日は、『無教会史Ⅱ第二期継承の時代』を御恵送くださり重ねて感謝いたします。自らの存在の歴史的意味を自覚すること、いかに大切なことでしょうか。私も、聖書解釈学の授業で、聖書解釈の歴史について話す際、日本人の先輩の歩みに直接言及するよう努めております。この当然なことが、十分なされていないため、時代の隔たり、地理的背景も異にする人々の聖書解釈の営みも、真に理解し得ていないのではとの思いを強くしております。
 
今回、平良修先生をご一緒に訪問する機会を与えられたこと、嬉しく思います。教派的背景を異にするのですが、心より尊敬し、間接的であっても深い交わりを続けさせて頂きたく願っております。
 新井先生とお話しながら、小岩の小学校が共通の思い出として与えられていること、摂理の御手と言いたい思いです。八月二六日には、末子新を野球見物に連れて上京する際、小学五年、六年でお世話になった、花井くら先生を忍望、新、私と三人で訪問することになっております。
 
新井先生の尊いお働きの上に、日々祝福がありますように。
 九三年八月十三日 宮村武夫 
新井明先生」