1990年代、沖縄から、佐藤全弘先生への最初期の手紙 その3

1990年代、沖縄から、佐藤全弘先生への最初期の手紙 その3

佐藤全弘先生は、三重県の愛農高校、島根県の愛真高校のため重要な役割を果たし続けられました。
 その佐藤先生に伊江島中高キャンプの報告をなし、教導を頂けたのは、いつも励ましでした。

「頌主
 尊い研究・教育の業に、御専念のことと推察いたします。
 佐藤全弘先生に、第一回の講師として御奉仕して頂きました。首里福音学生センター講演会、九月には別紙の案内のように、第三回を重ねることを許されました。
中嶋聡兄は、実に慰めに満ちた、しかも神の義のメッセージの重要性を医療従事者としていかに具体的に受けとめているかを示す講演をしてくださり、一同心より感謝いたしました。
 
佐藤先生が、御翻訳くださいました、J.B.フィリップス自伝、フィリップス師と同じ苦しみ(程度の差はあっても)を経験する者にとって、まさに「同じ重荷を負う友の助け」でした。そのような者にとって、主イエスは、具体的な支え手として、中嶋先生を沖縄に送ってくださったと心より感謝しております。
『聖書と精神医学』を別送させて頂きます。NTさんと言われる、首里福音教会の会員の年老いた御両親を伊江島に訪問しながら、一つ一つと導かれてまいりました。春三月の末には、一泊二日の中高生バイブル・キャンプ、八月中旬には、二泊三日のキャンプと、それぞれ三十名余の中高生が集い、祝福に満ちた集いを持ちました。
九月二六日の主日礼拝で、伊江島主僕高校の名前を明らかにするよう導かれました。首里福音教会の兄弟姉妹の祈りに支えられつつ、一九九四年一月一日に趣意書を書き上げることを目標に準備を進めております。
 お祈り、ご指導頂ければ、誠に幸いです。感謝しつつ。
 九三年十月十五日 宮村武夫 
佐藤全弘先生」