私の興味の焦点は

私の興味の焦点は、主イエスの自己理解です。

福音書、さらに聖書自体を通して、主イエスの自己理解を知りうるかどうかの判断は、ご存知のように、聖書観により左右されることであり、学問的な研究であるか素朴な読み方の違いで、片づけられる課題でないと私は判断しています。
聖書外の資料を用いて、当時の特定のメシア観を想定し、それを視点に聖書の記述を判断する方法には、根本的な疑問を持ちます。

Geerhrdus Vos The Self-Disclosure of Jesus,
レイモンド・Ｅ。ブラウン、『イエスの自己、弟子たちのイエス理解』などが、私にとっては、良き先達の労作です。
　主イエスが自ら意識なさった自己理解を、弟子たちに忍耐深く伝えられた。弟子たちは躓きづつ、約束の聖霊ご自身の導きを受けつつ、キリスト告白に至ったとの聖書の証言が、私にとって、最も理にかなっています。
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