喜びカタツムリの便り15号

喜びカタツムリの便り15号

発行者 日本センド派遣会総主事 宮村武夫
〒272 -0034 千葉県市川市市川3 -37 -11A
メ−ル・アドレス:miyamura@send.jp
携帯番号:090 -3323 -2206
電話・ファックス 047 -374 -3225
ブログ・アドレス:http://d.hatena.ne.jp/kimiyom/
振替口座番号 00240‐0‐82660
NO.0015 2012年10月27日(土)

ゴルゴダ
担われ進む カタツムリ
イザヤ書46 章3.4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれており、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」

ゴルゴダ
担いて歩む カタツムリ
マタイ11 章28.30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って 、
わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
わたしのくびきは負いやすく、
わたしの荷は軽いからです。」

[Ⅰ]序

昨年5月24日に25年振りに沖縄から関東に戻り、市川に住むようになってからお送り
するようになった、この『喜びカタツムリの便り』15号になりました。毎号、竹下力兄が一
斉発送のため全面的な協力をして下さっています。感謝。

[2] 10月の二回の主日礼拝と午後の集い

10月の主日、4回とも午前の主日礼拝に引き続いて、午後の集会でも宣教を担当しま
した。最初の二回について報告します。

(1) 第一主日日本福音キリスト教会連合 富士見ヶ丘キリスト教
当日の様子について、後でブログに以下の文を掲示しました。
10月7日(日)燻製の会、雨宮牧師も燻製か?
2012年10月7日(日)主日礼拝、日本福音キリスト教会連合富士見ヶ丘キリスト教会に出席、
宣教担当。
聖書箇所 ロ−マ1章19−23節
宣教題 「礼拝に生きる民」
この主日礼拝は、普通のものでした。
しかし午後4時からの集い、「燻製の会」は、いささか風変わりのものでした。
会の前半では、会衆讃美の後は、約30名の人々を前で、私が、「リハビリの喜びをあなたに」
と題して、本音そのものの話。リハビリ神学の実践です。
この間、雨宮牧師の姿は見えません。
どこで、何をしていたかと言えば、自ら釣ってきた60匹の虹鱒を、庭先でこれまた自分で時間
をかけて燻製にしていたものの最後の仕上げをしていたのです。
集会の場に登場された雨宮牧師を見て、「時間をかけて熱心に燻製を用意なさっていた、雨
宮先生が燻製になったみたい」と、君代が一言。
確かにけむりをあびてきた雨宮牧師の風貌は、まさに燻製。
そこで、私も、心の中で、「虹鱒も牧師も燻製になって、味が一段とよく」と。
雨宮ご夫妻と私は、1958年入学の日本クリスチャン・カッレジの同級生。燻製になる時間が経
過したかどうか。
ともかく虹鱒の燻製は、今年も美味。」

(2)第二主日 日本同盟教団小平聖書キリスト教会
遠藤勝信牧師とは、沖縄時代から距離の隔たりを越え、主にある深い交わりを与えら
れてきました。昨年関東に帰ってからは、交わりは一段と深まり豊かになりました。
やはりブログに以下の報告を伝えたのです。

主日礼拝の喜びの余韻
10 月14 日の主日、日本同盟教団小平聖書キリスト教会(遠藤勝信牧師)の主日礼拝と午
後の集いに君代と出席、私は二回宣教を担当する恵みに預かりました。
全体は秋の特別聖書講演会で、主題は「聖書を貫く二本の柱、では私の人生の柱は」。
第一回聖書講演は「はじめに神」、第二回聖書講演は「しかし神は」。
 あの日の恵みの実感は、帰りがけに遠藤夫人に一言申し上げたように、「主にあって同じ方向を目差す教会に出席できた喜びに心満たされた」、この一事です。
喜びの余韻は、翌日15 日にもfacebook を通し続きました。
「宮村先生、不思議です。ほぼ同時に、先に公開したもう一枚の写真(ご夫妻との一緒の
写真)に、先生と同じようなことをコメントしていました!」と遠藤先生が書かれたよう
に余韻は続いていたのです。

 そうです。私は記しました。
「遠藤先生は、私や私の世代がなし得なかったことを着々と実践している世代の尊いお一人。なぜ私たちの世代がなし得えなかったのか、それでも何は得しえたのかを回顧する、−そうあの足元の歴史を無視する健忘症の道ではなく−それゆえに将来・未来を展望できる、『聖霊を信じ、聖なる公同の教会、聖徒の交わり』に生きるご夫妻。一緒にいて、気持ちイ−(北島選手のバロディ−・もじりのつもりが、あのfacebook に書いた時には肝心の北島の名前を思い出せなかった)感謝。」

 丁度同時刻に、遠藤先生は、次のように書いておられるのです。
「宮村先生の魅力は、他者とその立場をまずしっかりと認め切るところにあると直感して
います。それは、そこにある問題に目をつぶるということではなく、対話を通し、そこから同じ方向に向かって、共に歩みはじめるという生き方に徹することなのだとも。私はそのような先生とのお交わりに心地よさを感じています。」
 ほぼ同時に、二人が同じようなことをコメントしている不思議だなと感じながら、そんな小さなことを通しても、私たちの主イエスにある絆はさらに固くされて行く。
 単純と言えば単純です。しかし単純にも悪い単純だけでなく、良い単純もある、負け惜しみでしょうか。」

 翌10 月15 日には、11 時から開成の卒業生が中心のペンケン祈祷会が、今回は都合で吉枝宅でなく拙宅で開かれたのです。
吉枝兄や私の母校東京基督教大学、また同窓の近藤勝彦兄が学長である東京神学大学のためにも心を合わせて祈ります。東神大のための祈りの一つが応えられたことを前日遠藤先生から聞いて感謝に満ちての祈りでした。
祈祷会に平行するように、遠藤先生からメ−ルを受け取りました。
「・・・先生、昨日は、小平聖書キリスト教会に足(イザヤ52:7)をお運びくださ
り、みことばをお取り次ぎくださいましたことを心より感謝を申し上げます。みことばに触れた方々が、この週、それぞれに、みことばを生きることができ、新しい主とのお交わりへの展開を経験できるようにと、とりなし祈ります。
お疲れになられたと思います。お体のうえに癒しと回復が与えられますように。先生ご夫妻とのお交わりにも励ましを頂きました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 東京神学大学で許されたご奉仕の機会、私としましては、英国でのボウカム先生のお働きを拝見するなかで与えられたヴィジョンに結びつくものとして受け止めております。そこで、多くを学ばせて頂きつつ、私にできる最善を用いて、お仕えしたいと願っております。
 宮村先生が、私以上に、その意義を認めて喜んでくださったことを、とても嬉しく思いました。やはり、同じ方向性をお見つめなのだなあ、と。
 本日の歩みの上に、主の祝福を心より祈り申し上げます。
 今週より、朝日新聞主催、朝日カルチャーセンターでの聖書講座『今も語り続ける、イエス智慧』が始まります。そこで与えられる地域の方々の出会いを期待して(ヨハネ4章)。
・・・」

[3]無教会全国集会2012年・沖縄

 11 月3 日(土)、4 日(日)那覇市で開催される無教会全国集会2012年・沖縄に参加するため、11 月2 日(金)−5 日(月)沖縄を訪問します。
 昨年11 月こちら市川市で無教会全国大会に君代と参加して以来、祈り備えてきまし
た。その際懐かしい那覇聖書研究会の兄姉と再会、次年度の沖縄での大会のため地元で全国からの兄姉を迎えるべく備える決意をなさっている親しい方々の勇姿を見ながら、市川から祈りのエ−ルを送りたいと心定め、毎月の市川うちな−んちゅの部屋祈祷会を中心に実行してきました。
 沖縄での全国大会における楽しみの一つは、首里福音学生センタ−で以前講演くださった方々との再会です。1990 年の第1 回首里福音学生センター講演会で、佐藤全弘先生が、「今、大学とで学ぶとは」の演題で講演くださいました。その後、毎年那覇聖書会主催の内村鑑三記念講演会のため沖縄を訪問なさる講師方の多くは、記念講演会の前夜は、首里福音学生センターで講演くださるのが、定番になっていました。

 ところがこれら一切の恵みの思い出は、今や消し去られています。
 残念ながら現在あちらこちらで見聞きする、地域教会の歴史について、あることをないかのように、ないことをあるかのようにする、歴史を軽視さらに無視する事例と共通する、寂しい現象です。
首里福音教会の場合は、こうした事例の典型、極端な現われです。
 先日も、先に送った『礼拝に生きる民 説教 申命記』が届いたかどうかを確認する電話をしたところ、最初は届いているかどうか気付いていないとのこと。それでは書留で再度送ると話したところ、宮村は首里福音教会を侮辱し、しかも悔い改めていないから、送ってきても教会員には渡さないと会話の途中で電話は切られ、小さ
な記録を通して愛する首里福音教会の兄姉が過去の恵みを回顧し、未来を展望する道が閉ざされました。

 しかしオットどっこい。同じ沖縄で、無教会全国集会2012 年・沖縄の会場で、準備会の承認とライフセンター那覇の協力で、『礼拝に生きる民 説教 申命記』が紹介販売される道が開かれています。

 今年2 月19 日(日)那覇聖書研究会(無教会)の主日礼拝宣教、「ロ−マ人への手紙一、二、三」(ロ−マ1 章1−4 節、11 章36 節−12 章2 節、16 章1−2 節)の後で、出席者全員が参加した、感話会が持たれました。
その席上で、一人の姉妹が、「単に聖書研究会でいいのか、礼拝でなくて」と発言なさいました。
この重要な問いに重なる営みを、小さな『礼拝に生きる民 説教 申命記』を通して報告できますこと、感謝です。
 俗に言うじゃありませんか。「捨てる神あれば拾う神あり」。

★祈りの課題
① 宮村武夫著作集既刊4冊感謝。5冊以降のため。
今回の『礼拝に生きる民 説教 申命記』に続く、次回の『主よ、汝の十字架をわれ恥ずまじ ドストエフスキーの神学的一考察』の刊行、経済的必要が課題です。
② ブログ・「喜びカタツムリの歩み」http://d.hatena.ne.jp/kimiyom/
またfacebookの活用のためにも。
③沖縄の星の子キリスト福音教会の土地会堂購入のため、現状は非常な困難です。

[4]2012 年10 月からの2012年度後半、喜びカタツムリの宣教計画

★今年度後半10 月−2013 年3 月の期間、主日礼拝を中心にした宣教の機会、特に複数回の集中的有機的な聖書の学び・宣教の機会が備えられ感謝です。
1月ごと、1週ごとの宣教の機会を大切に、主日から主日へ、恵みから恵みへ礼拝の生活の営みを大切にしたいのです。
 同時に自分の年齢や健康の制約を考慮すると、何時最後を迎えてもおかしくない実情です。ですから残り少ない宣教の機会に、出来るだけの備えをなしつつ臨むべきと改めて心定めています。
 具体的には、まず2013年4月から2014年3月までの2013年度の歩み全体の大きな流れ・柱を悟る導きを求めています。
 来年度の私どもの小さな歩みの中で、何かお役に立つ可能性があれば嬉しいです。


①11月

11 月3(土)、4日(日) 無教会全国大会 沖縄大会参加
11 月11 日(日) 日本キリスト教団 清瀬旭が丘教会主日礼拝ルカ19章1−10 節 『大喜びでイエスを迎え』
11 月11 日(月)13:30−17:00 日本福音主義神学会東部部会研究会出席、御茶ノ水OCC
11 月17 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
11 月18 日(日) センド国宣教団 東所沢めぐみ教会主日礼拝宣教
ヘブル13章7、8節『見える人間、見えない神』
11 月19 日(月) 午後2 時 日本センド派遣会理事会 東所沢 センドセンタ−
11 月24 日(土) 日本同盟教団土浦めぐみ教会カップルズランチ宣教「リハビリの喜びをあなたに−脳梗塞ビフォ−・アフタ−」
11 月25 日(日) 聖望キリスト教主日礼拝 ヨナ4章1−11節(2)『備え、惜しまないではいられない神』
 午後聖書味読・身読会宣教「箴言1:8−9:18」
②12月
12 月2 日(日) 東吾野キリスト教主日礼拝宣教担当
12 月9 日(日) 日本福音キリスト教会連合 大月福音キリスト教会設立20周年記念礼拝宣教担当
12 月16 日(日) 未定
12 月22 日(土) 午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
12 月23 日(日) 聖望キリスト教主日礼拝宣教
ヨハネ3章16節「人間・私を惜しまないでいられない神」
12 月30 日(日) 未定
③1 月1 月6 日(日)未定
1 月13 日(日)高津キリスト教主日礼拝宣教担当
1 月17 日(木)東京キリスト教学園卒業生交流委員会拙宅・川うちな−んちゅの部屋
1 月20 日(日)宇都宮キリスト集会主日礼拝宣教担当
1 月26 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
1 月27 日(日)聖望キリスト教主日礼拝宣教担当
Ⅰペテロ講解説教開始
午後聖書味読・身読会
④2 月
1月29日(火)−2月21日(木)沖縄訪問・宣教
1 月31 日(木)日本福音キリスト教会連合 石川福音教会修養会
『主の祈り』その①マタイ26章36−46節
2 月3 日(日)未定
2 月10 日(日)沖縄バプテスト教会連合 ジョイチャペル主日礼拝宣教担当
2 月14日(木)日本福音キリスト教会連合 石川福音教会修養会『主の祈り』その②マタイ6章13−15節
2 月17 日(日)未定
2 月23 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
2 月24 日(日)聖望キリスト教主日礼拝宣教Ⅰペテロ講解説教、
午後聖書味読・身読会宣教担当
⑤3 月
3 月3 日(日)未定
3 月10 日(日)未定
3 月17 日(日)未定
3 月23 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
3 月24 日(日)聖望キリスト教主日礼拝宣教Ⅰペテロ講解説教、
午後聖書味読・身読会宣教担当
3 月31 日(日)未定

宮村武夫
1939年東京深川生まれ
高校生時代 キリスト信仰へ導かれる
現在 日本センド派遣会総主事、聖望キリスト教会宣教牧師、宇都宮キリスト集会牧師、
名護チャペル協力宣教師