「心、生活、生涯−神の恵みの舞台−」

「心、生活、生涯−神の恵みの舞台−」
ヨハネ3章24節
2012年10月21日(日)
    日本福音キリスト教会連合丸亀聖書教会

父、御子、御霊・三位一体なる生ける神の御名を讃美します。                             
[Ⅰ]序

(1)午前の主日礼拝に引き続き、主にある皆様と共に、このように2回目の集会で、聖書を味読・身読できる機会も与えられ、重ねて心より感謝いたします。
第2回の集会の宣教題は、「心、生活、生涯−神の恵みの舞台−」です。
午前の主日礼拝で心に刻んだみことばをさらに掘り下げ、聖霊ご自身が、私たちの心、生活、生涯に働きかけ実を結んで下さる恵みの事実に焦点を絞ります。
 
(2)まずⅠヨハネ3章24節をゆっくり声を合わせてお読みいたします。
「A.神の命令を守る者は神のうちにおり、神もまたその人のうちにおられます。神が私たちのうちにおられるということは、B.神が私たちに与えてくださった御霊によって知る」

神の命令ことば・聖書と聖霊ご自身の働きは切り離せない、不可分です。

(3)使徒信条に即して言えば、「我は聖霊を信ず・聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだのよみがえりとこしえの命を信ず。アーメン」の箇所とのかかわりです。

聖霊ご自身についての信仰告白をしっかりと受け止め、従い実践するのです。

[Ⅱ] 神の命令を守る者

(1)神の命令・ことば・聖書を守る者
 私たちの自己中心・自己満足(家内安全、商売繁盛)などではなく、神の御旨が私たちを通して現実となって行くことこそ、第一の求めとする、
「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」(マタイ6章33節)。

基本として、私たちは御子イエス・キリストの御名を信じ、互いに愛し合う生活を重ねて行く。神の命令を守る生活・生涯は、父なる神に従順に従う徹底的に人格的な関係。それは、聖霊ご自身の励ましに支えられ、主なる神を「アバ、父よ」(ローマ8章15節)と呼ぶ私たちの日常的な、また生涯を貫く祈りを中心とする歩みなのです。

(2)「神のうちにおり、神もまたその人のうちにおられます」
 「うちにおる」また「とどまる」と訳されている単語は、Ⅰヨハネに25回も、またヨハネ福音書では41回も用いられている、ヨハネ特愛のことばの一つ。「神のうちにあり」が第一で中心。しかしさらに「神もまたその人におり」と、相互関係を示す。
 
[3]御霊によって知る

(1)主イエスが弟子たち・私たちに対する約束の成就
ヨハネ16章13−15節、「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来るとあなたがたをすべての真理に導き入れます。」(13節)。

 12節と13節の対比。12節の制約にもかかかわらず、13節に見る恵みの事実。①「真理の御霊」、聖霊ご自身について、「そのお方」。単なる力などでなく、位格。
しかも、「真理」を特徴とするご存在。

②「真理の御霊」が弟子たち・私たちに対して、「すべての真理に導き入れます」。
聖霊の働きは真理にかかわり、理解、判断、知識などと固く結ばれています。
私たちの課題は、「もし私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に導かれて、進もうではありませんか」(ガラテヤ5章24節)との呼びかけに答える生活・生涯。
聖霊ご自身を悲しませたり(エペソ4章30節)、私たちのうちから、聖霊ご自身を消す(Ⅰ テサロニケ4章19節)ことがないように。

③「与えてくださっ」いる。
全くの恵みに基づく賜物として、主なる神は与えてくださっています。私たちの側に何か功績があり、それに対する代償なのではないのです。
 賜物としての聖霊ご自身は、私たちのうちにあって、正しい信仰告白、正しい認識、正しい生活実践へと導いてくださり、自己満足からの解放、同時に積極的な生き方への導き。
もし信仰と理性・学問・生活が矛盾対立するならば、そのような信仰がおかしくないか、またそのような学問がおかしくないか吟味する必要があります。 

(2)「御霊はわたしの栄光を現します。わたしのものを受けて、あなたがたに知らせるからです。」(14節)。
聖霊ご自身は、キリストの栄光を現す。聖霊ご自身とキリストとの深い関係を明示。

[4] 集中と展開

(1)集中
 丸亀聖書教会の基盤
徹底的な聖霊信仰・徹底的な聖書信仰、
その一つの特徴は、キリストの勝利に与る静かな勇敢さ。

(2)展開
「豊かないのち」
ヨハネ10章10節「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」

ヨハネ1章16節「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。」、

ピリピ4章8、9節「最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。
あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。」