カナダの日本人女性・聖公会助祭からメール、再び

ヨハネの手紙第二について学んだことを、追体験しています。
 あるとき、あるところの、ある人に書かれた手紙が真実なものであれば、つまり具体的な事実に根差す恵みの事実は、特定の時、場所、人に限定されないのです。
 福音が伝えられ、受け入れられる何時でも、どこでも、誰にでも新しい恵みの事実として現実となるのです。

 その確信をもって、日本人女性・聖公会助祭として働く僕仲間(黙示録22章8,9節)のカナダからのメールを市川からのあなたへのメールとして発信します。
 いかがでしょうか。

「宮村先生
 ブログ開始の中に、宮村先生の主への応答、宣教の責務と特権を、深く示されております。
 
 先々週は、こちらの聖公会のなかで、イラン人教会が、主の御手により始まり、その初の礼拝に参加してきました。生まれて初めてのイラン語での礼拝、豊かな恵みをうけました。

 先週は、こちらのRegent Collegeで、聖公会主催で、こちら(北米)で生まれ育つ、アジア系移民の2世、3世に対し、現在のアジア系諸教会が、どのようにあるべきかの、カンファレンスが朝から晩まで2日あり、参加してきました。
 こちらで育った2世の中国系移民は、親の母国語は話すことができず、また親の中国文化を受け継ぐこともせず、教会においても、1世と2世の間に亀裂、摩擦が生じているということです。

 このカンファレンスを受け、私は、キリスト者として、また同時に、日本人キリスト者として、ナショナリズム民族主義を、聖書的に、そして神学的にどのようにとら
えていけばよいのか、模索しています。

 そしてその中で、内村鑑三師が浮かびます。 宮村先生が勧める、内村鑑三先生の本を、教えて頂きたく思います。

 また、政治的な問題とのかかわりに、牧師は、右翼や左翼の力に傾倒されることなく、どのように直面していくかを、考えさせられています。
 たとえば、宮村先生が、沖縄に住み、そこで普天間基地の問題等が、教会内で問われていく時に、宮村先生は、どのように教会の民を導いてこられたのでしょうか。
 これらの問題に対し、宮村先生の示唆を、仰ぎたく思い、失礼をお許しください。
 時間のある時に、示唆をお与えくだされば、幸甚です。
 The peace of our Lord be always with you!

 また、IJさんが、宮村先生との聖書の学びのなかで、また祈りのなかで、主の真実と愛に目覚め、魂に主の命の泉がわき上がっていきますように。

主にありて、感謝とともに。
 SK」