『礼拝の生活』再考、その13

1970年8月30日
『礼拝の生活』 第12号

(巻頭言)「夏季学校が終って」

「夏季学校も無事終わりました。8月22日、23日の二日間、心配された天候も守られ、何よりでした。
主題「天地の造り主」(詩篇121篇)に従いなされた聖書の学びは、奥多摩バイブルキャンプ場の恵まれた自然環境と子供同士の元気な交わりの中で、一段と意味深いものとなったと確信します。
 
夏季学校が終った今、特に心に残った二、三の事柄があります。
 まず何と言っても、三教会の教会学校の合同の夏季学校だった事実です。八王子、富士見ヶ丘、青梅の教会学校の生徒、六十数名が参加しました。二日間の生活を通して、キリストの教会の豊かな広がりを参加した子供たちなりに深く感じ取ったと期待しております。
 
次に、父兄の参加です。父兄といっても、お母さん方が中心ですが。教会学校の働きが、家庭の協力を受けながらなされつつあるのは感謝です。しかし父兄の参加は、大きな課題も指し示しています。来年からは、参加する父兄のために、プログラムの中に特別な時間を計画できたらと考えました。教会学校生徒の大多数の父兄がキリスト者でない現状では、夏期学校に父兄がどのような形で参加していただくかは本当に大切な課題です。 
さらに感謝です。五、六年の上級クラスの参加者が目立ちました。彼らが来年、再来年の中学キャンプに参加できますように。
 夏期学校は終りました。そして今、教会学校は、毎週、毎週続きます。

★主題「天地の造り主」(詩篇121篇)、うれしくなります。
創造の恵みと救いの恵みの両面を豊かに、全面的に聖書全体から聴従、伝えて行ききたいとひたすら願っていた、あの頃の思いを覚えます。
 「本来の人間、人間らしい人間、本来の私、私らしい私への道」と、あの時の志との一貫性と進展を,今言い表しています。