栃木県宇都宮市においても

栃木県宇都宮市においても

https://www.christiantoday.co.jp/articles/26443/20190111/week-of-prayer-for-christian-unity.htm

キリスト教一致祈祷週間、18日から 日本でも各地で集会

2016年のキリスト教一致祈祷週間で行われた東京集会の様子=2016年1月17日、日本聖公会三光教会(東京都品川区)で

カトリックプロテスタントの諸教会が毎年合同で開催している「キリスト教一致祈祷週間」が、18日から25日まで全世界で行われる。日本でも、この期間に合わせて全国各地の教会で集会が開かれる。今年のテーマは、「ただ正しいことのみを追求しなさい」(申命記16:18〜20)。

キリスト教一致祈祷週間は1908年、米メリーランド州出身のポール・ワトソン神父の提案で始まった。ワトソン神父は聖公会の司祭だったが、アッシジ聖フランシスコに強くあこがれ、キリスト教の再一致を求めて新しい修道会「アトンメントのフランシスコ会」を設立。当時祝われていた聖ペトロの祝日(1月18日)と、聖パウロの祝日(1月25日)を結ぶ8日間を同週間と定めて祈るようになった。その後、1916年に当時のローマ教皇ベネディクト15世が同週間の順守を求める教書を公布するなどし、全世界に広がっていった。

第2バチカン公会議後の1968年以降は、ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会(PCPCU)と世界教会協議会(WCC)が、参加を呼び掛ける小冊子を毎年共同で発行するようになった。日本でも、日本キリスト教協議会(NCC)とカトリック中央協議会が共同で日本語の小冊子を発行し、相互の一致を促している。

今年はインドネシア教会連合(PGI)とインドネシアカトリック司教協議会(KWI)によって編成されたインドネシアのエキュメニカルなグループが準備を担当した。小冊子には、▽2019年のテーマの解説、▽エキュメニカル礼拝式文、▽8日間の聖書の黙想と祈り、▽インドネシアエキュメニズムの現状などが盛り込まれている。

国内では北海道、宮城、新潟、東京、千葉、神奈川、山梨、静岡、和歌山、奈良、大阪、兵庫、広島、岡山、愛媛、高知、長崎、鹿児島などの各地で、祈祷会や礼拝など各種集会が行われる。このうち、和歌山県カトリック屋形町教会では19日、カトリック大阪大司教区と日本基督教団日本聖公会による共同礼拝が行われ、前田万葉枢機卿が司式を務める。また、山梨県では22日から、地域の6教会が持ち回りで6日間にわたる連夜祈祷会を開く。

各地の集会に関する情報は、カトリック中央協議会のホームページ、またはNCCのホームページまで。