詩篇19篇の味わい その5

詩篇19篇の味わい その5

19篇12節
「数々のあやまちを 誰が認めることができよう
隠れている罪から 私をきよめてください」

1行目 「数々のあやまち」→新共同訳「知らずに犯した過ち」、
             フランシスコ会訳「自分のあやまち」
2行目 「隠れている罪から」→フランシスコ会訳「まちがいを犯した」

◆1行目、「誰が認めることができよう」、罪を認める、認罪は、聖霊ご自身の働き、参照ヨハネ16章8節。

2行目「隠れている罪」、罪の性質。参照創世記4章14節、エレミヤ16章17節、アモス7章3節、イザヤ65章16節、ホセヤ13章14節。

19篇13節
「また傲慢の罪から 罪から守ってください あなたのしもべを
  ないように 支配する 私の上を
そうすれば 私は免れる きよくなる 罪 大きな

1行目 「傲慢の罪」→フランシスコ会訳 「高ぶるものら」、高ぶって自分を神と思う偶像を指すと見る。
→新共同訳 「驕(おご)り」

3行目 「大きな罪」→新共同訳「重い背きの罪」

◆「高慢」、「傲慢」、参照詩篇119篇21、51、69、78、85、122節。
故意、意識的な罪

19篇14節
「受け入れられますように ことば 私の口の
そして 思い こころの 、御前に
主よ わが岩 わが贖い主よ

1行目 「受け入れられますように」→新共同訳「御旨にかない」
2行目 「御前に」→新共同訳「御前に置かれますように」