敬愛する、順天堂大学医学部樋野興夫先生からの第58回「楕円形の心」を中心の便り

敬愛する、順天堂大学医学部樋野興夫先生からの第58回「楕円形の心」を中心の便り

私の新しいメールアドレス
take.miyamura@gmail.comです

「宮村先生
 メールが返送されましたので、再度お送りします。
樋野

宮澤先生
感謝申し上げます。
いよいよ10月9日、南軽井沢教会ですね!
来週は、
10月8日  菊名教会
10月9日  南軽井沢教会
10月10日 赤坂教会
10月11日 淀橋教会
10月13日 経堂めぐみ教会
10月14日 三鷹教会
{10月6日 OCC}

教会シリーズですね!

全国の教会牧師を対象にした、講習会・シンポが、企画されると最高ですね!
歴史的大事業ですね!
{例えば、軽井沢の恵みシャレー or 御茶ノ水OCC でーー}
樋野興夫

第58回「楕円形の心」
日本癌学会 『長與又郎 賞』 授賞講演 〜 広範な がん研究 〜

第 77 回日本癌学会学術総会「極めたるで! がん研究」(2018年9月27日〜29日;学術会長:森正樹 大阪大学大学院 消化器外科 教授
/ 大阪国際会議場 &リーガロイヤルホテル大阪 に於いて) に参加した。
筆者は「長與又郎 賞;2018 年度 受賞者」に選ばれた。
長與又郎賞は、「日本癌学会の創立者にして 偉大な がん研究者 長與又郎博士を 記念して、日本癌学会に 長與又郎賞を設立する。長與又郎賞は、原則としてがんの臨床ならびに 社会医学に関連する 優れた業績を挙げた 研究者の功績を讃えるものとする。」とある。
筆者の受賞理由は、「貴殿は発がん研究に立脚した 肝がん 腎がん 中皮腫などの優れた基礎研究と その成果の臨床応用 社会還元 並びに 患者に寄り添う がん医療の推進に貢献されました」と表彰状には、記載れていた。
授賞式の後、壇上で授賞講演「環境発がんから 臨床応用に至る 広範な
がん研究」の機会が与えられた。

『日本の病理の特徴「総合的共同研究:一つの問題を 多くの研究者が 多方面を分担して 総合的共同研究に 努めつつある。 重大な問題に関して
一教室、一研究所のみならず 全国の教室、研究所が 互いに連絡をとり 相寄り相助けて 問題の解決に努めつつあることは、我が病理学会の美風であります。 此の点は 誇りに足るところであります。」』(長與 又郎 1921年:日本病理学会総会会長の挨拶)と、今は亡き恩師、菅野晴夫 先生から学んだ言葉を、紹介した。
今は亡き アメリカ時代の恩師 Knudsonの、『科学者の心得 5箇条』も語った。

『医療者の 2つの使命』
1「学問的、科学的な責任」で、病気を診断・治療するー> 学者的な面

2「人間的な責任」で、手をさしのべるー> 患者と温かい人間としての関係
『病気(がん)も 単なる個性 である』&『病気であっても 病人ではない』
『個性が引き出される 〜 心に咲く花 〜』を発表の最後のスライドで提示した。

早速、『本日は 誠におめでとうございました。また、素晴らしい ご講演を
有難うございました。とても勉強になりました。長与又郎先生のことは、私も調べたいと思います。』と、温かい 励ましの コメントを頂いた。

第7号「21世紀のエステル会」
『朝日がん大賞』 〜「人間の知恵と洞察とともに 自由にして勇気ある行動」 〜
 筆者は、2018年度の日本対がん協会の『朝日がん大賞』を受賞することになった。大変驚きであり、本当に光栄に感じた。前日(9月13日)の受賞講演『がん哲学外来を提唱医療現場と患者の隙間を埋める場を作る』・歓迎レセプションと翌日の授賞式にwifeと赴いた(幕張メッセに於いて)。授賞式は、約1500人の出席で、会場は満席であった。筆者は、主催者よりスピーチを依頼された。

1)「純度の高い専門性と社会的包容力」

2)「医師・医療者の2つの使命」

3)「はしるべき行程」と「見据える勇気」

4)『「時代を動かすリーダーの清々しい胆力」としての「人間の知恵と洞察とともに 自由にして勇気ある行動」』(南原繁新渡戸稲造先生」より)

5)「病気であっても、病人ではない」社会構築を目指してを語った。日本対がん協会賞の6氏・1団体(「がん哲学外来メディカルカフェどあらっこ」(中村航大 代表)の皆様との貴重な交流の時も与えられた。休憩後、アグネス・チャン(歌手・日本対がん協会ほほえみ大使)の講演『明るくさわやかに生きる〜アグネスが見つめた生命〜』を、涙とともに拝聴した。大変感動した。まさに『ひなげしの花』である。人生の忘れ得ぬ想い出 となった。