喜びカタツムリの便り 第2期47号 発行者  宮村武夫 郵便番号133-0051 東京都江戸川区北小岩2−8−8−402 メ−ル・アドレス:miyamura@send.jp 携帯番号:090 -3323 -2206 電話・ファックス 03 -5876-8660 http://d.hatena.ne.jp/kimiyom/ 振替口座番号 00240‐0‐82660    2018年2月28日

喜びカタツムリの便り 第2期47号
発行者  宮村武夫
郵便番号133-0051
東京都江戸川区北小岩2−8−8−402
メ−ル・アドレス:miyamura@send.jp
携帯番号:090 -3323 -2206
電話・ファックス 03 -5876-8660
http://d.hatena.ne.jp/kimiyom/
振替口座番号 00240‐0‐82660
   2018年2月28日
イザヤ書46 章3、4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれており、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」
ゴルゴタに 喜び進む カタツムリ 御国目指して 苦難の道を」(改革派教会の市川康則先生と合作)

マタイ11章28、30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って 、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
ゴルゴタを 担いて歩む カタツムリ 御国目指して 倒れつ立ちつ」(市川康則先生と合作)

[1] 序
 2018年2月、今年も忘れ難い月となりました。2月3日(土)から21日までの沖縄訪問宣教を中心に、一つの大きな見通しが、改めて私のうちで確立しました。以前から、沖縄で聖書を読み、聖書で沖縄を読む沖縄での25年間の歩みが、「聖書をメガネに」のクリスチャントゥデイにおける現在の営みの土台となっていることは深く自覚しておりました。
ところが、今回、クリスチャントゥデイを中心に直面している事態と、沖縄で起こっている事々が同時に進行している事実と、今更ながら深く心に刻んだのです。
また両者で生じている事柄はスケールの大小の差はありますが、両者の根底にある一つの類似性を認識し、それにどのように対処すべきかが真に課題であると確認しました。

[2] 2018年2月沖縄での日々、私の視点から
2月3日(土)、名護市長選前日、夕方に那覇空港に着き、沖縄時代主にある深い交わりを重ねることを許された、那覇聖書研究会の宮城さゆり姉の出迎えを受け、定宿の那覇新都心東横インへ送って頂きました。
2月5日の主日礼拝は、ここ数年続いている通り、無教会の那覇聖書集会で。ヘブル10:32−39に焦点を絞り、「確信と忍耐」との主題で、心行くばかり御言葉を味わいました。
第1主日同様に、第2主日は沖縄バプテスト連盟ジョイ・チャペルで、第3主日は名護チャペルの主日礼拝で宣教担当、喜びの機会でした。
 主日礼拝に加え大小の集会における直接の聖書の学びに加えて、しばしば会食と合わせての各種の面談は、今回も恵みの機会でした。今回一つ特別なことは、2月6日(月)、名護市長選翌日の午前中、県庁を訪問知事公室秘書課の方に、翁長知事あての手紙と「喜びカタツムリの便り」を委ねたことでした。
沖縄に対するインターネット上で、一方的、私から見ると無責任な言いたい放題の発信がなされている実情を見聞きする中で、私なりに、平和、平和の神学を基盤・中心としながら、神学全体を有機的に受け止め、正しく、深く、豊かに把握、その生きた神学を生活しながら発信する営みを継続したいのです。
日本近現代の歴史の中で、身をもって平和の神学を把握し発信して来た、敬愛する先達内村鑑三に学ぶ、ささやかな歩みです。
上記の私の理解と実践については、私と異なる判断があることを承知しています。

[3]2018年2月クリスチャントゥデイをめぐる日々、私の視点から
2月3日(土)の出発前、1月10日(水)の編集会議では、クリスチャントゥデイに対する繰り返される否定的な評価をめぐり論議がなされました。
その席上、雜賀兄が、日本基督教団議長声明が出されることに何故か恐れる言動に対して、「何をそんなにたじろぐのか、恐れることなど何もない」と私なりに明言しました。
編集会議の翌日、1月11日(木)、雜賀兄が脳内出血で倒れ、入院静養との報が伝えられました。さらに結果的には、その時から私たち夫婦が沖縄へ向かうまで、また沖縄滞在中、二つのことを中心に一連の事態が続きました。
まず1月27日付けの日本基督教団議長声明。私は少しも驚きませんでした。しかし日本基督教団の名誉を覚え、この声明が出されることを憂え、阻止しようと努力していた幾人かの尊敬する日本基督教団牧師先生の存在を知っていましたので、残念でした。
また従業員の2名と、沖縄への電話で、それぞれ1時間、2時間の長い話をしました。ポイントは一点です。矢田社長と内田兄の異端信仰の嫌疑と二人がその否定の機会を避けているとの指摘です。
2014年4月、クリスチャントゥデイ編集長を引き受けた理由が、それ以前1年間、ほとんど毎週1回面談を続ける中で与えられた矢田社長に対する信頼と、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」との覚悟であることは、一貫して言明していることです。
ですから、その後の二人の方からのメールも、さらには従業員声明そのものも、私には何ら決定的な影響を与えません。
従業員声明を通して見える、雜賀兄や中橋兄の短時間の私にとっては不自然な豹変は、情報ではなく、編集会議を中心に私自身が目撃してきたことです。その事実とそこから生じる従業員声明に関するキリスト新聞やクリスチャン新聞が連携したかに見える応答の速さは、これらの動きの一切が無関係と見ることを許さないほどのものです。
 従業員声明の私なりの理解については、ブログで時間をかけて展開する予定です。

以上の一連の動きに対して、私の助け励ましとなったのは、先達の聖書解釈です。特に、アウグスチヌスの聖書解釈です。昨年、以下の文章を書きました。再録します。
聖書をメガネに 『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』に学ぶ基本メッセージ 宮村武夫

M・スコット・ペック著、森英明訳『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』(2011年、草思社文庫)
http://www.christiantoday.co.jp/articles/24487/20170923/seisho-wo-megane-ni-97.htm
M・スコット・ペック著、森英明訳『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』(2011年、草思社文庫)
かなり長時間をかけて熟読、やっと、あるいはついに読了しました。いろいろ線を引いたり、書き込みをしたりしました。ですから、本書の細部からも、新鮮な示唆を幾つも受けました。
しかし、今回報告したいのは、私なりに把握できたと判断する本書の中心点です。著者は、「悪」を軽視も、まして無視もしない。本書の副題、「虚偽と邪悪の心理学」が、この事実をよく表現しています。
悪の実態は、本書の書名、「平気でうそをつく人たち」が、物の見事に指摘します。そうです、うそです。
(1)あることをないかのように言う
(2)ないことをあるかのように言う
この両面を持つ1つの実態(参照:ヨハネ8:44)。しかし、同時に注目すべきは、著者は、善悪二元論のように、悪を絶対視しないのです。
本書と並行して、毎日の「宮村武夫牧師5分間メッセージ」準備の1つとして読んでいるアウグスティヌス著『ヨハネによる福音書講解説教2』の66、67ページが、1つの明確な手引きを与えてくれました。ヨハネによる福音書6章70、71節に見るイスカリオテのユダについての記述を講解している文書です。
私なりに要約すると、以下の点を含む基本的恵みを無駄にする(Ⅰコリント15:10)事実です。
(1)悪、悪人は神のすべての善を悪用
(2)神は悪人の悪しきわざを善用
「悪人は神のすべての善を悪用し、それに対し善人は悪人どものなした悪をも善用する」
「主は彼の悪事を善用したもうた。主はわたしたちを贖(あがな)うために、自分が裏切られるのに耐えられた。見よ、ユダの悪事は善に変えられた」
アウグスティヌス著『ヨハネによる福音書講解説教2』66、67ページ)
M・スコット・ペックが本書において提示しているのは、アウグスティヌスが聖書の講解で提示している善と悪の関係であり、最後には善が勝つという希望についての彼独自の心理学的説明です。そうです、悪は愛によってのみ封じ込め得るとのメッセージです。
1963年から72年まで、M・スコット・ペックは、沖縄勤務を含む9年間、米軍所属の精神科医として働いています。その間に、米国のベトナム政策やベトナムでの米軍の行動に大きな疑問を持ち、そうした経験と思索を通して、本書5章「集団の悪について」が記述されています。
私は、1963年から67年、ニューイングランドに留学。1986年から2011年まで25年間沖縄に滞在したこともあって、上記の「集団の悪について」の記述が心に深く刻まれました。」


★沖縄での現状。そして小なりとは言え、クリスチャントゥデイをめぐり生じている事態。
そうです、創世記3章の有名な、エバへの蛇のいざないの記事から、Ⅱペテロ2章のにせ預言者の記事まで、聖書を貫く情報の混乱と真実を見抜く洞察力の課題です、主の助けを求めつつ。

[4]祈りと協力のお願い
(1)主日礼拝を中心に。2018年3月
主日礼拝宣教、講演会担当など可能性や希望があればご連絡くだされば、うれしいです。
主日礼拝・他
★3月4日 宇都宮キリスト集会小岩主日礼拝
   11日 ちいろば聖書集会主日礼拝宣教担当
   18日 グレース宣教会・東京チャペル 主日礼拝宣教担当
   25日 未定
 4月1日 宇都宮キリスト集会イースター礼拝
   8日 ちいろば聖書集会主日礼拝宣教担当 3周年記念講演会
   15日 グレイス宣教会東京チャペル主日礼拝担当
22日 未定
   29日 未定
5月 6日 未定
   13日 ちいろば聖書集会主日礼拝宣教担当 前期聖書塾 ①
   20日 グレイス宣教会東京チャペル主日礼拝担当
   27日 未定
6月 3日
   10日 ちいろば聖書集会主日礼拝宣教担当 前期聖書塾 ②
   17日 グレイス宣教会東京チャペル主日礼拝担当
   24日 酒々井三上宅主日礼拝宣教担当

(2)著作・執筆活動を中心に
著作集在庫分の販売や的確な贈呈を通して活用を目指しています。


 既刊6巻(7巻品切)の購入希望の方は、宮村にご連絡ください。
支援のためには、198-0042 青梅市東青梅6−11−8鮫島茂宅 宮村武夫著作刊行会0150−2−290448をご利用ください。
★2018年4月、7冊目の刊行を目指し作業を進めています。

(3)宮村夫妻支援方法
宮村夫妻の宣教活動を祈り支援くださり深い励ましです、感謝します。
経済的支援は、郵便振替 振替口座番号 00240‐0‐82660 
ゆうちょ銀行 普通預金 店番018 口座番号2092174をご利用ください。

(4)クリスチャントゥデイについて
事務所 〒101-0032東京都千代田区岩本町2-13-6ミツボシ第3ビル4階
03−5829−4627、来訪歓迎。宮村は、原則水曜と金曜事務所に出かけます。

(5)宮村武夫自己紹介
1939年1月21日 東京深川生まれ、開成高校時代 キリスト信仰へ導かれる。埼玉寄居、東京青梅、沖縄首里の教会牧会。その間、3神学教育機関と1大学で教育に従事。
現在、宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会牧師、クリスチャントゥデイ論説主幹兼編集長、名護チャペル協力宣教師。宮村武夫牧師5分間メッセージを、毎日ブログ、FacebookYoutubeで発信。