沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その6

沖縄から、恩師渡邊公平先生へ、時に応じて手紙 その6

★渡邊公平から私が指導を受けたのは、日本クリスチャン・カレッジ4年生の時の1年間でした。
 私が日本クリスチャン・カレッジで最初に担当した授業に、永田竹司神学生は、日本クリスチャン・カレッジの4年生・専攻科の時でした。
 微妙な繋がりで、渡邊→宮村→永田、渡邊→永田の継続、継承が成り立ったのです、感謝。

「頌主
 過日は久し振りで訪問させて頂き、生涯決して忘れることのできない、実に意味深いときを与えて頂き心より感謝しております。沖縄へ帰って日々の務めの中に礼状が遅くなり失礼しました。
 
10月26日には、同封の案内レジメにありますように、前基督教独立学園高等学校校長の武祐一郎先生による「科学技術とキリスト教」という講演会があり、幸いなときを持ちました。私の心からのプレゼントとして、渡邊公平先生の『現代に生きるクリスチャン』を、武先生に記念として差し上げることができ、愉悦でした。

10月21日、渡辺公平先生ばかりでなく、清子先生(私が、公平先生の定年退職の後、日本女子大学英文科非常勤講師として、講座『聖書』を担当していた時期、英文科教授)ともあのように興味深いお話を伺い、私なりに主の恵みを報告する機会を与えられ、本当に感謝でした。
幸い、私のJCCの卒論は当時のタイプ印刷にされてあり、復刊(コピー印刷で)も考えております。その際には是非、清子先生にあのロシア文学のクラスのこと、渡邊公平先生が私のような者を長年に渡り導いてくださったことの恵みの証言を書いて頂き、序文にさせて頂けたらなどと、勝手な願いで心を一杯にさせています。

 永田竹司先生とも、幸いなときを持ちました。彼の中にも渡邊公平先生を通し与えられたものが溢れているのを確認でき、継続ばかりか継承の恵みを深く身に感じました。伊江島主僕高校への夢をなお熱くしております。

 帰宅後、JCC一年のときに書いたレポート(柳生望先生のクラス)をもう一度取り出してみました。渡辺公平先生に直接お会いする三年前、私がまだ十代のときのものです。その最後の部分のコピー(バルトの一般啓示に否定的な考えを批判、私になりに、渡邊先生の意見に同意意向)を同封し、改めて感謝の心よりの感謝の思いをお伝えします。
渡辺公平先生 清子先生 
1996年10月30日 宮村武夫」