民数記味読・身読の手引き その26 民数記26章

民数記味読・身読の手引き その26 民数記26章  
民数記26章

(1)第2回人口調査
①1ー4節,第2回人口調査が命じられる.第1回の人口調査(1,2章)から約40年の年月を経て.
その目的.直接的には,ミデアンとの戦いに備えて.さらにカナン攻略に備えて,また約束の地の分配.

②増加の多いのは,マナセ部族とベニヤミン部族.減少しているのは,シメオン部族とエフライム部族.
一番人口の多い部族は,両方の場合ともユダ部族.全体としては,2回目の方が1820名減少.

③63ー65節,カレブとヨシュア以外は,荒野の年月の間に世代交替.参照Ⅰコリント10章.

(2)実際の記録は,5節以下.特に52ー56節カナンの土地分配について,三原則が明らかにされている.
①53節,部族の人数に従い

②55節,くじに従い.

③父祖の部族に従って.
民は無秩序な群れではなく,それなりの秩序と規則を持つ民.その中で主なる神に仕える.

(3)57ー65節,レビ部族の登録
主は彼らの分,また土地の分配を受けない.欠如をもって,全体に仕えて行く.