主にあるバトンを受け継ぎ、手渡す喜び  

主にあるバトンを受け継ぎ、手渡す喜び
 
★池永倫明先生と言えば、忘れることが出来ません。
1986年4月、首里福音教会に着任したばかりの筆者家族を覚え、当時日本キリスト教会沖縄伝道所牧師であられた先生が、その頃でも珍しくなっていたコンセット(かまぼこ兵舎)の会堂に、いの一番にかけつけてくださった日のことを。
 あの日以来、先生ご夫妻の沖縄滞在中は勿論、本土にお戻りになられてからも、主にある交わりは深められ続けています。
 池永ご夫妻の沖縄宣教のバトンを受け継いだと心のうちに受け止めました。
 
★池永先生よりの便り
「主にあって。
「ルカの福音書」(2、3)、「哀歌講解説教」を贈呈下さり、早速味読をはじめています。今は、書籍を新たに購入することもなく、図書館も近くになく、宮村武夫先生の書かれた読みやすい、先生の永きに亘る伝道者魂の秘められた含蓄のある言葉を新鮮に味わっています。本当にありがとうございました。
クリスチャントゥデイの印刷物にも興味深く目を通し、宮村先生の写真もあり、沖縄時代より、主にある交わりをいつも感謝し、沖縄にしっかりした教会を育て、また多くの若い伝道者を育て、福音に立った実践的な神学書を日本の教会形成のために出版され、今も継続されているのをおぼえ、私自身の力の弱さを思い、刺激を与えられています。お礼まで」。
 
 池永ご夫妻の後任の牧師が着任される度に、いの一番にかけつけるよう私は心掛けました。首里福音教会を去らねばならない修羅場を通過していた頃、川越弘・和子ご夫妻が、沖縄伝道所の新任牧師として着任されたのです。
川越ご夫妻は、1969年私が東京キリスト短期大学で授業を担当した学生で、それ以来深い交わりを重ねていました。
2011年5月、私たちが沖縄から関東へ戻る際、主にある親しい方々が、石川福音教会で、送別会でなく壮行会を開き、川越先生が励ましに満ちた宣教を担当くださいました。

<池永倫明先生より2通目>
「主にあって。貴重な本、表紙も印象的で、ポケットに入れて、どこでも味読できる本を頂き、お礼の便りをしたためた後、本日郵便で改めて先生のお手紙を受け、感謝します。
著作集の刊行の上にも、主の祝福を祈っています。「新」兄の御結婚、主の支えと導きを祈っています。
宮村先生のリハビリの生活、奇蹟的な回復のことを主に感謝しています。
当方は、三木市で持病の心臓で、カテーテル手術をして、毎日ニトロをのんでいて、庭で野菜作りをしたり、息子が牧師をしている神戸の伝道所にて礼拝を守るとき、約四十分位歩くのがせいいっぱいで、すぐ心ぞうににぶい痛みがきます。医者はバイパス手術をすすめていますが、手術がいやなため、先のばししています。先生よりのエールありがとうございました。」
  
 2012年から毎年、2月は、沖縄訪問・宣教を重ねています。3回とも最初の水曜祈祷会は、沖縄伝道所の祈祷会に参加、川越ご夫妻と祈りを合わせて来ました。
池永ご夫妻から引き継いだバトンを、川越ご夫妻へ手渡せた手ごたえ、喜んでいます。