喜びカタツムリの便り 第2期29号

喜びカタツムリの便り 第2期29号

発行者  宮村武夫
〒133-0051
東京都江戸川区北小岩2−8−8−402
メ−ル・アドレス:miyamura@send.jp
携帯番号:090 -3323 -2206
電話・ファックス 03 -5876-8660
http://d.hatena.ne.jp/kimiyom/
振替口座番号 00240‐0‐82660
   2016年8月27日

イザヤ書46 章3、4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれており、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」

マタイ11章28、30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って 、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

[1] 序
8月の日々、7月1カ月関東を留守にした間にできなかったことを取り戻す側面がありました。例えば、メールは沖縄にいた7月も、平常通り応答を続けていました。しかし、手紙の方はかなり溜まり、8月になって返事をしていますが、まだまだ返事を出したいものが幾通も残っています。
こうした側面と同時に、9月からの日々、あるいは秋から来年までと、主にある未来・将来を思い巡らす期間ともなりました。


[2]2016年8月、関東にあって、特にこの一事の喜び
 このような2つの側面を持つ8月の歩みの中で、特にこの一事と喜びを挙げるとしたら、神田岩本町クリスチャントゥデイ事務所に来訪くださる方々各自を心から歓待したいとの志の実現です。77歳という年齢や脳梗塞の後遺症が残る肉体的な障害の制約のため、原則水曜と金曜の週2回しか事務所に行かない中でのことです。
しかしこの8月、次々と言いたいほど来客を迎えました。
まず幼児を連れた若い夫妻、廃棄に廃棄を重ねてきた資料の中で、なお手元に残している手紙類などを今後タイプに打ち貴重な協力をしてくださる予定です。次にさまざまな経験を重ねてきた年配の夫妻、「キリスト者として生きるとは」との課題を、心の底から話し合えました。説教者としての召命に応答してクリスチャントゥデイで働いていると実感する機会でした。
私が恩師渡邊先生を通して学んだ神学に立って、20年近く私たちと同じくメディア宣教に専念する専門家を迎え、クリスチャントゥデイへの寄稿の約束も含む至福の時を持ちました。

そればかりでなく、同じ神田を基盤とする東京プレヤーセンターのスタッフの方を迎え、秋の4回にわたる集中的な学びの打ち合わせ。
さらに、長年の友人・日本基督教団引退女性牧師が近くの病院に治療のため来られた帰途寄ってくださったのです。楽しい話し合いの中から、なんとお孫さんのために書き続けてきた童話を、クリスチャントゥデイのコラムに寄稿くださることになったのです。上記の2人は、同じ日に来訪くださいました。

[3]2016年9月の展望
 9月の歩みを展望しながら、特に2つの集会についてお伝えしたいのです。
(1)宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会合同聖会
    場所:オリーブの里
    主題:「有機農業、では有機神学は」
   主題聖句:マタイ28:20、使徒の働き20:27,28:30,31
   今回の機会に、主イエスご自身、聖書と私たちの密接な関係について、主題聖句を手掛かりに、集中的に掘り下げ思い巡らしたいのです。
    聖書に対する私たちのより豊かな理解と読み方に役立つことを願います。

    連絡先
宇都宮キリスト集会 028−22−2183 坂本道子
ちいろば集会    0428−22−2183 鮫島茂

★2つの集会の連先となっている、坂本道子姉と鮫島茂・ひふみ夫妻は1969年4月、東京キリスト教短期大学で、私が最初に担当した1年生の一員でした。47年前に。

(2)第三八回 内村鑑三研究会
日時 2016年9月19日(月曜日・祝日) 14時―17時
場所 今井館聖書講堂
   152−0031
   東京都目黒区中根1−14−9
研究報告
 内村鑑三と金教民・矢内原忠雄・佐藤司郎
        森山浩二(「日韓青年友和の会」代表)
近代宗教史のなかの内村鑑三
        島薗進上智大学大学院教授)
会費 1000円(学生500円)
主催 『内村鑑三研究』編集員会
問い合わせ 今井館教友会 
      03−3723−5479(開館日 月水金10時―17時)

★『現代ジャーナリズム事典』(三省堂)の刊行を記念したシンポジウムが、2年前2014年6月28日に専修大学で、「ジャ−ナリズムの今—直面する危機をどう乗り越えるか」の主題で開催されました。何かの力に引きつけられるように、雨の中杖を突き、同伴者に助けられながら駆け付けました。脳梗塞発症後のカタツムリの歩みで。
他方、その時から111年前の1903年6月30日、内村鑑三が万朝報に発表した「戦争廃止論」を、2014年6月の日々、胸を熱くし繰り返し熟読し、またこの文について語ってもきました。かくして、「ジャーナリストとしての内村鑑三」が、当時から抜き差しならぬ私の課題となったのです。
1959年、19歳の時、日本クリスチャンカレッジ2年生のレポート「教育者としての内村鑑三」を書き、それが私の生涯を貫き導きとなり続けてきました。今また、同じ内村が、今度は「ジャーナリストとしての内村鑑三」として、70代後半の私を先導してくれているのです。厳粛な導きに感謝を深めています。
ジャーナリストとは、定期的な刊行物を通して、時事的な報道や意見を伝える仕事に従事する人々の総称といわれます。そうであれば、内村は生涯の一時期新聞社で働いていたからジャーナリストの側面があるといった話ではない。1900年に創刊した『聖書之研究』を1930年まで専心継続した、いわばオーナージャーナリストであり、ジャーナリスト中のジャーナリストなのです。内村はジャーナリストをやめて、伝道活動へ転身したのでない。ジャーナリストとして伝道者、真の伝道者であるから、志に生きるジャーナリストでもあるのです。
2014年2月、無教会の那覇聖書研究会の主日礼拝後の集会で、敬愛する平良修先生が「冷徹、かつ火のように燃える聖書人」と私を紹介、励ましてくださった事実を感謝し、責任を痛感する者として、「ジャーナリストとしての内村鑑三」の課題を、忍耐と希望(ローマ8:25)をもって受け止め、少しでも本格的な思索を続けたいのです。内村鑑三研究会は、幸いな機会です。

[4]祈りと協力のお願い
(1)2016年9月以降、主日礼拝を中心に
9月 4日(日)  酒々井・三上宅礼拝
   10-11日(土-日)宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会合同聖会
    場所:オリーブの里
    主題:「有機農業、では有機神学は」
   18日(日) 東京チャペル
   25日(日) ちいろば聖書集会
10月 2日(日) 東京チャペル
   9日(日) ちいろば聖書集会
   16日(日) 同盟下北沢聖書教会
   23日(日) 東京チャペル
   30日(日) 宇都宮キリスト集会
11月 6日(日) 未定
   13日(日) ちいろば聖書集会
   20日(日) 東京チャペル
   27日(日) 酒々井・三上宅礼拝

12月 4日(日) 未定
   11日(日) ちいろば聖書集会
   18日(日) 東京チャペル
   25日(日) 宇都宮キリスト集会


(2)著作・執筆活動を中心に
①宮村武夫著作全8巻
 既刊6巻の購入希望の方は、宮村にご連絡ください。
また3巻『コリント人への手紙 第一』と4巻『テサロニケ人への手紙他』の刊行実現のために集中したいのです。お祈り頂ければ、うれしいです

② 『哀歌講解説教 ―哀歌をともに― 』、2013年11月発行、700円、
『ルカの福音書 味読・身読の手引き』1、2、3、各700円に続いて、『使徒の働き 味読・身読の手引き』4分冊など今後の出版のため。
これは、クリスチャントゥデイ掲載の連続コラムが、今までとは違った方法で出版され、活用される道の模索でもあります。

(3)宮村夫妻支援方法
宮村夫妻の宣教活動を祈り支援くださり、深い励ましです、感謝します。
経済的支援は、郵便振替 振替口座番号 00240‐0‐82660 
ゆうちょ銀行 普通預金 店番018 口座番号2092174をご利用ください。

(4)クリスチャントゥデイについて
事務所 〒101-0032東京都千代田区岩本町2-13-6ミツボシ第3ビル4階
03−5829−4627、来訪歓迎。宮村は、原則水曜と金曜事務所に出かけます。
興味深い出会いが実現しています。

(5)自己紹介
宮村武夫
1939年1月21日 東京深川生まれ、開成高校時代 キリスト信仰へ導かれる。
現在、宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会牧師、クリスチャントゥデイ編集長、名護チャペル協力宣教師。