東京キリスト教学園時代研究室が隣同士だった・湊晶子先生とのエールの交換 その2

東京キリスト教学園時代研究室が隣同士だった・湊晶子先生とのエールの交換 その2

湊先生とのやり取りの中で、いつも大切な課題の一つは、若い世代をめぐるものでした。いつも思い通りの結果を見る事ができたとはかぎらないのですが。

頌主
 学園では、秋の学びが展開されていることと推察いたしします。
今学期は学園に行く必要がないので、沖縄での事々に集中できるのは幸いです。しかし皆様にお会いできないのは、少し淋しい気がします。
 
『恵みの雨』の尊い記事、ありがとうございました。この夏は、私どもにとって特別なときでした。三つの告別式がありました。特にその一つは、二五歳になる教会員の息子IM
君の自死でした。そうした中で、M君と同年令の葬儀社の山川青年が求道を始め、M君と同様精神的な病いの経験があり、そこから解き放れたOTさんが、来春東京基督教大学の受験を決断し備えています。
また休会状態であった、医療従事者を中心とした集りが、首里福音教会の枠を超え、同盟の広瀬先生なども参加され再開されました。苦しみの中を通して、一歩一歩導かれる主のご真実を覚えさせられます。
 
OTさんは、首里高出身で、特別に美的センスに恵まれている方です。今NIVのヨハネ福音書を一緒に読み来春に備えています。今まで私が出会った青年たちの中でも極立った存在です。願わくは、TCUでよく訓練を受け、彼女が心より願っていますように、精神的な病いで苦しむ方々へ福音を伝える働きができますように、湊先生に是非導いて頂きたく願っております。彼女の許しを受け、夏に東京から出してくれた手紙コピーを同封いたします。
 中高生時代に福音に触れ、主イエスを信じともに歩みを三十年、四十年と続けることを許された友人たちを与えられ感謝しています。開成の卒業生のキリスト者の交わりが少しづつ深められ、広められ幸いです。この経験が、伊江島に主僕高校をとの祈りの一つの原動力になっています。今後ともよろしくお導きください。
 湊先生の尊いお働きの上に、広がり行くご家族の上に祝福を願いつつ。
 九五年十月十日 宮村武夫 
湊晶子先生