順天堂大学医学部教授・樋野興夫先生からの、今回も貴重な報告

順天堂大学医学部教授・樋野興夫先生からの、今回も貴重な報告

「宮村先生
感謝申し上げます。

樋野

168回「がん哲学学校」
『本の上での先生を持とう』〜「差異と不平等との区別」の学び 〜

南原繁シンポジウム〜南原繁先生に学ぶ〜』(主催:南原繁研究会、大中三高会 共催:東かがわ市東かがわ市教育委員会 後援:赤澤記念財団、香川県香川県教育委員会四国新聞社)(三本松ロイヤルホテル)に赴いた。
 会場は、満員であった。加藤節氏(南原繁研究会代表・成蹊大学名誉教授)『短歌から見た南原繁』、山口周三氏(南原繁研究会幹事・事務局長)『南原繁の「ふるさと」への思い』の『純度の高い講演』は、本当に得難い学びであった。
 筆者は、『今ふたたび南原繁〜よき師・よき友・よく読書〜』を語った。東京から、南原繁の末っ子の娘様も出席されており、久しぶりの再会の時となった。

 加藤節氏、山口周三氏は、共に、生前の南原繁に接し、まさに、師弟関係である。
 筆者は、生前の南原繁を知らない。浪人時代に、南原繁が、東大総長時代の東大法学部学生であった人物を通しての、不思議な「間接的な出会い」に始まる。それが、筆者の読書遍歴「南原繁−>内村鑑三−>新渡戸稲造−>矢内原忠雄」のスタートとなった。
 まさに『本の上での先生を持とう』の心得となった。

 日曜日午後の、東久留米での定例の読書会(2007年から開始)の、今回の学びは、『武士道:第14章 婦人の教育および地位』(新渡戸稲造 著・矢内原忠雄 訳)であった。まさに、「差異と不平等との区別」の重要な学びの時であった。

順天堂大学 保健看護学部(三島キャンパス)での学生の講義『がん病理学 & がん哲学』に赴いた。
 質問および、授業後の全員のレポートを拝読して、真摯な感想文には、大いに感動した。まさに、「教育とは、すべてのものを、忘れたあとに、のこるもの」(南原繁)の言葉が明確に甦った。
 アメリカで流行している『Facebook症候群』は、やがて日本国でも蔓延することであろう。「その予防・治療の発症前」の対策が、「がん教育の真髄」となる時代的予感がする。

 恵泉女学園新渡戸稲造を師とする河井道 創立)の高校生の授業『がん教育』の機会が与えられた。新渡戸稲造の講義の写真も使用した。その夜は、アメリカ在住の娘夫妻の見送りに、wifeと、羽田空港国際線ターミナルに向かった」。