2015年12月10日(木)③水草修治先生の話に共鳴して応答

 2015年12月10日(木)③水草修治先生の話に共鳴して応答

小海キリスト教会の水草修治先生が以下のような興味深い話をフェイスブックで伝えています。
「十数年前、小さなM君が、コップをひっくり返して水がこぼれてしまうという経験をした。そこでM君は、ひっくり返しても水がこぼれないコップというのを発明して図面を描いて、説明してくれた。
 ところが、ひっくり返してもこぼれないコップというのは、何度説明をされても、(ストローで飲むなら別だが)飲めないコップであることに気づいた。コップで水を飲むという行為の本質は、コップをひっくり返してその水を口にこぼすということだからである。コップをひっくり返してこぼすというリスクを取らなければ、水を飲むことはできない。
 なんだか、このとき、すごく大事なことを教えられた気持ちがした。それは、今、ことばに置き換えると、『リスクを取らなければ、私たちは前に進むことはできない。』ということかなあ。」

 以上の話が事実の話であるのか、水草先生の一ひねりも二ひねりもある洒落を仕込んだ寓話であるかの判断を越えて、この話の言わんとするポイントにとても共鳴しました。
 そこで、以下のように応答。
クリスチャントゥデイの編集長を引き受ける時、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と「ミイラ取りがミイラになる」と、相反することわざが心に刻まれました。
 さらに、私を「存在」させてくださったお方と虚無の対比・対立がこの場合も課題でした。そしてやはり私にとっては、「存在の喜び」が、唯一虚無の克服の道です。
 あの決断からの日々、覚悟していた通りの苦悩、また喜び、そうです、苦悩と喜びの両立の日々です。感謝」。