2015年7月30日(木)③自己認識を、改めて問われる

2015年7月30日(木)③自己認識を、改めて問われる

 この2、3日、出版事業の代表をなさっている方から、私・宮村は、「CT(クリスチャントゥデイ)に編集長として雇用されていると判断できます」と言われ、国際的な資本家に雇われているとされ、改めて自己認識を問われました。

 高校の最終学年に、マタイ6:24、「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません」を、素朴に受け止め、長男でありながら、4代続いた家業を継がない決断をしました。

キリストのみに仕えるキリストの僕の意識で、具体的には説教者として整えられるべく訓練を受け、20代の後半から60代の前半まで、3つの教会の牧師、3つの神学機関の教師として歩んで来ました。
確かに教会からは、牧師給を受けていましたし、教育機関からも謝礼を受けていました。しかし私は教会に雇われた意識は全くありませんでした。一人一人の学生のため教育機関は存在しており、その学生のためキリストの僕として仕えていると意識していました。
今回、クリスチャントゥデイで働く覚悟を決めた際も、福音を宣教する機会をキリストの僕として選んだとの自覚です。確かに、月10万の報酬を受けています。しかしこれで雇われたとは全く意識していません。キリストの僕として、大切な僕仲間(黙示録22:8,9)と、苦悩と喜びを共にして働くのです。

私を国際的な資本家に雇われたとされる前述の方が、ご自身と働きについて、「当社は20年以上前、設立者が出資して成立しました。私は雇われていました。バブルの崩壊でその後の出資は難しくなり、私が経営を引き継ぎ、売上と自己資金でよたよたとこれまで経営しています。借入金もあります。毎年赤字で、危機的です。
CT誌がうらやましい。バックに国際的な資本家がいて、資金繰りの心配はなさそうですから」と、率直に語られるのを読んで、人それぞれなんだなと納得しました。
今回、改めて自己認識を問われる機会でした、感謝。