ルカの福音書味読・身読の手引き・その98

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報告。


「あらゆる国の人々に宣べ伝え」
ルカ24章44節ー49節

[1]序 
今朝は、ルカの福音書24章44節から49節の箇所を味わいます。ここには、ルカの福音書に見る、主イエスの最後のことばが記されています。

[2]主イエスの十字架と復活
(1)主イエスは、御自身の十字架と復活について以前から話しておられた(9:45.18:34)。けれども弟子たちは理解しなかった。
しかし今や「聖書を悟らせるために彼らの心を開いて」(45節、参照24章25節以下のエマオ途上の二人の弟子)、主イエスの十字架が父なる神のご計画・ご意志であると明らかになさり、旧約聖書におけるキリスト(メシア)についての約束は、全部成就する事実を示されます。

(2)主イエスの十字架と復活により、主イエスの御名による罪の赦しを得させる悔い改めの道が開かれる。今やエルサレムから始まって全世界のあらゆる国の人々に、福音が宣べ伝えられるのです。

[3]弟子たちに使命と約束
 復活の主イエス使徒たちに使命を与え、これを果たす備えを約束してくださいます。
(1)弟子たちの使命、「これらのことの証人」、使徒の働き1章8節。

(2)使命を果たすために。父なる神の聖霊の約束(使徒1:6,2:33,ヨハネ14:16、15:26、16:7)。

[4]結び
(1)主イエスの十字架と復活,聖書の中心.主イエスが心を開いてくださり,聖書の中心を悟り受け入れることができるように.

(2)主イエスの御名による罪の赦しの福音が全世界との約束の成就を、使徒の働きにおいて示されています。そして現に今も。