ルカの福音書味読・身読の手引き・その91

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報告。

「ピラトはイエスに」
ルカ23章1ー7節

[1]序 
新しい月12月、新しい章23章を。
 先週は議会(サンヘドリン)の前での主イエス
今週は、それに引き続き、ローマの総督ポンテオ・ピラトの前での主イエス

[2]ピラトへの訴え
(1)ピラトについて
 ルカ13章1節、「ちょうどそのとき、ある人たちがやって来て、イエスに報告した。ピラトがガリラヤ人たちの血をガリラヤ人たちのささげるいけにえに混ぜたというのである。」、強圧的なやり方。

(2)ピラトへの訴えの内容 
 「この人はわが国民を惑わし、カイザルに税金を納めることを禁じ、自分は王キリストだと言っていることがわかりました」(23章2節)。
 政治的メシア、政治的問題として訴えている。

[3]ピラトの審判
(1)「ユダヤ人の王」
 3節に見るやり取り。22章23節参照。
主イエスは、政治的メシアとしての王ではないが、「王の王,主の主」(黙示録17章14節、19章16節)。本当の意味で、「ユダヤ人の王」なるお方。参照マタイ2章1節、12節、ヨハネ19章19−22節。

(2)ピラト、主イエスの無罪を証言
「この人にはなんの罪も見つからない」(23章4節)、参照23章14節。
「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義とされるためです。」(Ⅱコリント5章21節)。

[4]結び
(1)ポンテオ・ピラトの姿、罪人としての人間。
(2)ピラトの前の主イエス・キリスト、真に王の王、主の主なるお方。