ルカの福音書味読・身読の手引き・その88・番外

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報告。


「わたしを愛しますか」
ヨハネ21章15ー19節
[1]序

 今朝は11月の第二主日礼拝。
主日礼拝後には、月一度持たれています音楽委員会を開きます。理奈姉と麻美姉二人の奏楽者を中心に、ゾーソーご夫妻と城間ご夫妻そして牧師がメンバーです。主日礼拝での奏楽、会衆聖歌隊の第二主日礼拝での奉仕とそれに備えての練習、二箇月一度の予定で進められている賛美の集いの計画をします。次回賛美の集いは12月10日(金)上原令子さんをお招きしてのコンサート。
また11月23日(火)の一日祈祷会の第3集会(朝10時)では、使徒16章19−34節とエペソ5章18,、9節を中心に味わい、祈りと賛美の深い結びつきを理解し、私たちの生活と生涯において実践していくための備えがなさられるように願っています。
さらに11月からは第四主日礼拝でも特別賛美を計画、,最初の月には城間ご夫妻が奉仕してくださいます。

 先週私たちはルカの福音書22章54ー62節に描く場面を味わいました。あの記事を心に覚えながら、今朝は特別にヨハネ福音書21章15節−19節を通して、主イエスとペテロの関係に焦点を合わせていきます。

[2]主イエスとペテロの関係
(1)主イエスとペテロの関係
①主イエスのペテロへの関係
 ルカ22章32節、恵みの先手・先行的恵み。

②ペテロの主イエスへの関係
 主イエスの愛に答えて、主イエスに死に至るまでペテロらしく従う。
人は生きるように死ぬ。ペテロの生活・生涯そして死(ヘブル13章7、17節)。

(2)主イエスにある、ペテロの人々との関係。主イエスのペテロに対するご命令・ご意志に従う使命を果たし続ける生活・生涯。
(1)ペテロの主イエスに対する愛は、人々への愛→主イエスの愛するものをペテロも愛する。

(2)「わたしの小羊を飼いなさい」、「わたしの羊を牧くしなさい」、「わたしの羊を飼いなさい」。羊は、主イエスご自身のもの(詩篇百篇)。
私の教会,私たちの教会と言う前に、教会は主イエスご自身のもの(マタイ16章18節)。

[3]ヨハネ21章15−19節の理解のため助けとなる二つの箇所
(1)ヨハネ10章11、14節。
 ①ヨハネ10章11節、「わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」

 ②ヨハネ10章14節、「わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っています。また、わたしのものは、わたしを知っています。」

(2)Ⅰペテロ5章1節以下
 ①共同牧会、「同じく長老のひとり」、複数の牧会者の協力。
首里福音教会において来年4月よりの役員会のあり方。沖縄地区姉妹教会、一つの教会としての側面。
②「神に従って、自分から進んで、心を込めて、群れの模範」←→「強制されて、卑しい利得を求める心から、その割り当てられている人たちを支配する」。

③若い人々、「同じように、若い人たちよ。」、次の世代への継承。

[4]結び
(1)大牧会者主イエス
 良い牧者主イエス(ヨヘネ10章11、14節)にペテロは生涯を通して従い、主イエスの働き人として仕え生きる。Ⅰペテロ2章25節、5章4節。 

(2)主イエスへの愛.
①主イエスがまず、ロ−マ5章8−11節、罪の赦しと主イエスへの愛、ルカ7章36−50節、特に47節、「だから、わたしは『この女の多くの罪は赦されている』と言います。それは彼女がよけい愛したからです。しかし少ししか赦されない者は、少ししか愛しません。」

②主イエスに愛され主イエスを愛する者としての応答、マタイ26章6−13節、ナルドの香油を主イエスの足元に献げるの女に対しての二つの評価、「何のために、こんなむだなことをするのか」(9節)←→「わたしに対してりっぱなことをしてくれたのです」(10節)。
ローマ12章12節、「 そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」

③「初めの愛」を最後まで、黙示録2章4−7節、
聖歌601番、私たちの全生活・全生涯が主イエスへの愛の現れとして。これこそ私たちの礼拝の生活、Ⅰコリント15章58節、「 ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」