ルカの福音書身読の手引き・その55

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報k告

「神の正義と愛」
ルカの福音書11:37−54
[1]序
 今朝は今年最初の主日礼拝です。新年礼拝と一日を置いて続いての礼拝です。いつもの主日礼拝のようにルカの福音書を読み進めていきます。今朝は11章37−54節少し長い箇所です。37節から44節までのパリサイ人を巡る記事と、45節以下の律法学者を巡る記事に分けて見て行きます。

[2]「神の正義と愛」(33節
(1)ことのきっかけ
①食事の前のきよめの洗いを巡って

②中心点は,杯や大皿の外側と内側の関係
「外側はきよめるが、その内側は、強奪と邪悪とでいっぱい」(39)。
主イエスは、器ではなく、人に。人の外側ではなく内側に目を向けておられる。
内側をきよめよ、「うちのものを施しに用いなさい」(41)と愛の業を勧める。

(2)何が大切か
①パリサイ人の現実として指摘なされていること
 「はっか、うん香,あらゆる野菜などの十分の一を納めている」(42節)。そのこと自体は問題のないことではあっても、そんために大切なことを無視していることを主イエスは鋭く指摘なさっている。

②「神の正義と愛」こそ大切、「実行しなければならない事がら」。
 マタイ23章23節参照.

③自己を追及(43節).

3]律法の専門家との間で(45−52節).

[4]結び
 律法学者、パリサイ人たちと主イエスの間で激しい対立