ルカの福音書身読の手引き・その29

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報告。

わたしにつまずかない者はさいわいです」
 ルカの福音書7章18〜35節

[1]序
(1)今朝,父の日を覚えて,父親のための祈りのとき.父親それぞれが父なる神から与えられ委ねられている尊い使命を果たし続けて行くことができますように.

(2)この箇所の流れ,構造.
①7:18〜23
ヨハネ→二人の弟子、
7章19節「すると、ヨハネは、弟子の中からふたりを呼び寄せて、主のもとに送り、『おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちはほかの方を待つべきでし ょうか」と言わせた。』」

二人の弟子→主イエスに7章20節、
「ふたりはみもとに来て言った。「バプテスマのヨハネから遣わされてまいりました。『おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも私たちはなおほかの方を待つべきでしょうか』とヨハネが申しております。」

主イエスの宣教活動の事実、7章21節
「ちょうどそのころ、イエスは、多くの人々を病気と苦しみと悪霊からいやし、また多くの盲人を見えるようにされた。」

主イエスヨハネの弟子、7章22節
「そして、答えてこう言われた。「あなたがたは行って、自分たちの見たり聞いたりしたことをヨハネに報告しなさい。目の見えない者が見、足のなえた者が歩き、ツァラアトに冒された者がきよめられ、耳の聞こえない者が聞き、死人が生き返り、貧しい者たちに福音が宣べ伝えられている。」

結び、7章23節
「だれでもわたしにつまずかない者は幸いです。」

②7:24〜35
主イエスは群衆がヨハネについて知る必要を認める。
ヨハネ自身について,ヨハネバプテスマに対して二つの態度(29 ,30).
この世代の人々について,31節以下.
35節結び.

[2]「だれでも,わたしにつまずかない者は幸いです」(18〜23節)
(1)主イエスの宣教
①主イエスの宣教を伝える(ルカが).

②主イエスご自身が宣教活動を,このように伝えられることを望んでいると記す.小沢容子姉の実例.

(2)「つまずかなく」をめぐって.
①「つまずかせないように」,マタイ18:6以下,ロマ14:21,Ⅰコリント8:13.

②「つまずかないように」,主イエスの深い配慮,マタイ26:31〜35,ヨハネ16:1.つまずかない唯一の道,主イエスのことば・聖書に留どまることを通して.

[3]「神の国で一番小さい者でも」(24〜35節)
(1)ヨハネが主イエスについて。

(2)主イエスご自身がヨハネについて,二つの比較を通して.
ヨハネと他の人々(28節前半)

②そのヨハネ神の国で一番小さい者(28節後半).

[4]結び
(1)イザヤ53章.「主よ,汝の十字架をわれ恥ずまじ」.

(2)神の国で一番小さい者の喜び.

(3)22節に共鳴する宣教活動,教会形成を.