喜びカタツムリの便り14号

喜びカタツムリの便り14号
発行者 日本センド派遣会総主事 宮村武夫
〒272 -0034 千葉県市川市市川3 -37 -11A
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 電話・ファックス 047 -374 -3225
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《千葉県市川より》NO.0013 2012年9月22日(土)

ゴルゴダ
担われ進む カタツムリ
イザヤ書46 章3.4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれて おり、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」

ゴルゴダ
担いて歩む カタツムリ
マタイ11 章28.30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人 は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って 、
わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
わたしのくびきは負いやすく、
わたしの荷は軽いからです。」

[Ⅰ]序

8 月16 日(木)に、松原湖バイブルキャンプ夏期聖会から帰宅、中一日をおいて、宮崎へ向け旅立ちました。これだけを聞くときびしい計画のようです。しかし実はそうでもないのです。
第一、松原湖から市川の道中がリラックス。新船橋キリスト教会の下川羊和牧師の車に便乗させて頂いたのです。高速を走り続けている間、幾つかの話題の移り変りにもかかわらず爆笑、爆笑の連続で、市川に入って遅い昼食を楽しむ頃には、私は、「さあ、九州だ」と、気合の入った感じになっていました。羊和牧師は、私を何かとプラス思考へ向けてくれる良い影響力を持っているのです。
一方君代は、8月17日(金)、いつもものように旅立ちのためにあれこれ最後の準備、「君代さんあっての宮村先生なのだから」と釘を刺される事態は変わりなしでした。

 しかし出発の前日8 月17 日(金)は、特別な日。
午前6 時からのNHK「お早う日本」で、浦安夢のみずうみ村での私のリハビリの様子を伝えてくれたのです。
7 時前後に、「バリヤアリ−」のタイトルとともに、夢のみずうみ村が紹介され、大きな階段をのぼったり、リハビリの一つとして料理を準備している場面やそれを家で君代と食している場面などを通して、かなりの時間を費やして短くまとめた製作者の心が画面から伝わってきました。
番組が終わるやいなや最初に沖縄から電話があった後のことは、前回の『喜びカタツムリの便り』13号でお伝えしたとおりです。
 そんな中での宮崎への旅立ち、決してきびしいだけではないのです。

[2] 宮崎・熊本での恵み 

宮崎の空港に午後到着、宮崎北聖書キリスト教会の海老原直宏牧師ご夫妻が出迎えてくださいました。私は三度目の宮崎訪問ですが、君代は初対面。しかし空港でお会いした最初からこころ満たされる主にある交わりで、海老原ご夫妻は、青島をはじめ案内してくださる、その一つ一つが行き届いたもてなし、感謝。
 特に海老原先生の写真撮影は素晴らしく、facebookでも紹介して下さいました。

 宿泊は、旧知の山下恵子姉宅。
山下姉の長女裕子ご夫妻(武田)が琉球大学医学部に勤務中、首里福音教会に客員として参加してくださっていたのです。その上武田ご夫妻の長女詩織さんの誕生に伴い、山下姉が宮崎から沖縄にお手伝いに来られるようになってから、私たちの主にある交わりは、一段と深まりました。詩織さんと私たちの孫娘めぐみが、大の親友となったことも、まさに恵みです。
 山下姉は、日本センド派遣会発足の最初から祈り支え続けて下さっています。
 武田姉が琉球大学から東京大学へ移り、住居が東京の吉祥寺に移ってからも、山下姉は、武田ご夫妻を助け続けておられたのです。
当時沖縄から上京の際、吉祥寺でお世話になったことが複数回あります。こうした長年の背景の中で、今回も宮崎の山下宅にお世話になることになったのです。

8月19日の宮崎北聖書キリスト教会主日礼拝は、
聖書箇所 マタイ6章33,34節
宣教題 『だから、だから
      −主イエスの念入りな励まし−』
今回三回目の宮崎北聖書キリスト教会主日礼拝での宣教を通して、教会の兄姉とさらに深いみことばの交わりに導かれ、感謝。

当日午後、海老原ご夫妻の車で、宮崎から熊本人吉市ともしび聖書キャンプ場へ。
8 月20 日(月)夜から21日(火)午前中に開かれた、沖縄石川福音教会主催夏の修養会に参加。
 2009年の第1回に続いての今回の修養会では、
主題聖句 ヘブル12 章2 節
主題 『聖書を貫く二本の柱』
集会①「はじめに神」
集会②「しかし神は」
使徒信条を手引きに、
① 創造者を信ずる創造の信仰
「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず」
② 主イエスにある救済の信仰
「我はその独り子、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤよ
り生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、
陰府にくだり、三日目に死人の内よりよみがえり、天にのぼり、全能の父なる神の右に座
したまえり。
かしこよりきたりて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。」

この二本の柱それぞれの豊かな内容を確認、さらに両者の根本的・有機的一致の確認。
同時に私たちの生活・生涯での二本の柱の確立を目差したのです。
その実現の鍵となるのは、「我は聖霊を信ず・聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだのよみがえりとこしえの命を信ず。アーメン」です。聖霊ご自身についての信仰告白の部分を重視する必要があります。

前回と同様、ともしび聖書キャンプ場との共催のため、九州各地からの主にある方々との交わりの時も、そのため特別に時間を割きプログラムに確保したためさらに充実。

私たち二人にとり、今年2月以来の重元ご家族をはじめ石川福音教会の兄姉との再会は、大きな喜び。喜びの波紋は、来年1月末からの沖縄訪問の際、1月31日(木)と2月14日(木)に、石川福音教会の修養会を開く計画立案へと広がっています。

8月22日(水)朝山下宅を後にする前に、ロンドンから電話があり、武田裕子姉と聖霊ご自身をめぐって、短い時間の中でかなり突っ込んだ本質的な話しができました。
武田姉は、今ロンドンの大学で特別な研究を継続中。いつも武田姉は的確な事実判断をなさり、私は励ましを与えられています。

 現在、ブログ「喜びカタツムリの歩み」において、青梅キリスト教会の1970年代の『礼拝の生活』の巻頭言の再考を行っています。その過程で、日本新約教団とJECAの聖霊論をめぐる取り上げ方の違いは、やはり否定できないものがあると判断するようになっています。私個人としては、『聖霊論の展開』を宮村武夫著作Ⅰ『愛の業としての説教』(77頁以下)で公にしたことで、それなりの役割を果したと理解しています。
 今後も、徹底した聖霊論と徹底した聖書論の堅い結び付きを提唱し続けたいのです。

[3]那須・日光での恵み

(1)那須訪問の恵み
9月9月6日(木)から10日(月)まで、聖望キリスト教会の会員・網野洋子姉が以前から熱心なお招きに応えて、信州の伊那を訪問しました。
網野姉の案内で、新宿から高速バスで3時間余、そこは別世界。
気温は5度近く低く、網野姉が私たちのため用意して下さったお宅の部屋から、南アルプスの山々が展望でき、そのような環境の中で、パソコンから離れて数日を過ごしました。
 
網野姉が、前もって計画して下さっていた場所を案内してくださり、地元名産の食事をあれこれ。さらに網野姉と君代は、時間に制約されずにお話し。私は、久米あつみ先生の『ことばと思索』、ただ一冊を読むのんびりした時間の流れでした。

そうした中で、9月9日(日)の主日の恵みを忘れることができません。
 日本同盟基督教団伊那聖書教会の主日礼拝に出席しました。
週報を見せて頂くと、大杉牧師の当日の説教が書き記されています。
前の週の説教の要約が週報に記録されている例は、幾つもの教会で実践されています。
 しかし私が目にしたのは、当日語る説教のほぼ全体が書かれたもので、単に要約ではないのです。
 説教について、語ることと書き記すことの一致を私自身求め続けて来ましたので、とても共鳴しました。確かに地味です。しかし必ず実を結ぶ説教・宣教牧会の姿を見ました。

 さらに週報には、教会設立1952年11月8日と明記されています。
当日夕食の交わりを通して、大杉牧師が伊那聖書教会の歴史の全体、さらには伊那地方全体をしっかりと見詰めている真摯な態度に接しとても嬉しくなりました。

 昨年5月、沖縄から関東に戻って以来、30代、40代、50代の牧師方と再会、また初めて出会い、喜びの時を与えられています。今回もまさにそうでした、感謝

★祈りの課題
①宮村武夫著作集既刊4冊感謝。5冊以降のためお祈りいただけますか。
今回の『礼拝に生きる民 説教 申命記』から次回の『主よ、汝の十字架をわれ恥ずまじ ドストエフスキーの神学的一考察』へ
②ブログ・「喜びカタツムリの歩み」http://d.hatena.ne.jp/kimiyom/をどうぞ。
③沖縄の星の子キリスト福音教会の土地会堂購入のため、続けてお祈りよろしく。

(2)聖望キリスト教会・宇都宮キリスト集会合同修養会
 9月16日(日)の宇都宮キリスト集会主日礼拝は、第二回召天者記念礼拝。
聖書箇所 ヘブル11章39節−12章2節
宣教題  『地上の戦闘の教会と
       天上の勝利の教会との交わり』
 誕生会の交わり会の後、坂本道子姉の車で、日光オリーブの里へ。

9 月16 日(日}−17 日(月)、宇都宮キリスト集会・聖望キリスト教会合同修養会
場所 日光オリ−ブの里
主題 『使徒信条』再考
集会①「聖徒の交わり」
集会②「からだのよみがえり」

使徒信条の重要性に対する確信を、キリスト信仰の歩みを重ねる中でますます深めています。そこで、使徒信条の全体像を視野に入れながら、
①教会の豊かさと
②からだ・私に焦点を合わせながら、キリストにある救いの徹底的なる事実を確任する機会を与えられ感謝でした。

聖望キリスト教会・宇都宮キリスト集会合同修養会、第二回でした。年に一度でも継続することにより、主にある交わりに深まりが与えられている事実が浮かび上がります。日光オリーブの里も素晴らしく、他の三つの教会の方々も参加され、祝福の中でした。
 来年のため会場が予約されたと聞き、すでに準備が開始されていると知り励まされます。

[4]2012 年910 月からの年度後半、喜びカタツムリの宣教計画

★今年度後半10 月−2013 年3 月の期間、主日礼拝を中心にした宣教の機会、特に2 回以上連続の集中的有機的な聖書の学び・宣教の機会が備えられつつあり、感謝です。

①10月
10 月7日(日) 日本福音キリスト教会連合 富士見ヶ丘キリスト教主日礼拝、燻製の会宣教担当
10 月14 日(日) 日本同盟教団小平聖書教会特別伝道集会午前と午後集会宣教担当
10 月15 日(月)午前11時 ペンケン祈祷会 拙宅・市川うちな−んちゅの部屋
10 月21 日(日) 日本福音キリスト教会連合 丸亀聖書教会主日礼拝、午後修養会宣教担    
       当、22日(月)施設での宣教
10 月27 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
10 月28 日(日) 聖望キリスト教主日礼拝宣教担当、午後聖書味読・身読会宣教担当
②11月
11 月3(土)、4 日(日) 無教会全国大会 沖縄大会参加
11 月11 日(日) 日本キリスト教団 清瀬旭が丘教会主日礼拝宣教担当
11 月11 日(月)13:30−17:00、日本福音主義神学会東部部会研究会出席 御茶ノ水OCC
11 月17 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
11 月18 日(日) センド国宣教団 東所沢めぐみ教会主日礼拝宣教担当
11 月19 日(月) 午後2 時 日本センド派遣会理事会 東所沢 センドセンタ−
11 月24 日(土) 日本同盟教団土浦めぐみ教会カップルズランチ宣教担当
11 月25 日(日) 聖望キリスト教主日礼拝、午後聖書味読・身読会宣教担当
③12月
12 月2 日(日) 東吾野キリスト教主日礼拝宣教担当
12 月9 日(日) 日本福音キリスト教会連合 大月福音キリスト教会設立20周年記念礼
拝宣教担当
12 月16 日(日) 未定
12 月22 日(土) 午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
12 月23 日(日) 聖望キリスト教主日礼拝宣教担当、午後聖書味読・身読会宣教担当
12 月30 日(日) 未定
④1 月
1 月6 日(日)未定
1 月13 日(日)高津キリスト教主日礼拝宣教担当
1 月17 日(木)東京キリスト教学園卒業生交流委員会 拙宅市川うちな−んちゅの部屋
1 月20 日(日)宇都宮キリスト集会主日礼拝宣教担当
1 月26 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
1 月27 日(日)聖望キリスト教主日礼拝宣教担当、午後聖書味読・身読会
⑤2月
1月29日(火)−2月21日(木)沖縄訪問・宣教
1 月31 日(木)日本福音キリスト教会連合 石川福音教会修養会
2 月3 日(日)未定
2 月10 日(日)沖縄バプテスト教会連合 ジョイチャペル主日礼拝宣教担当
2 月14日(木)日本福音キリスト教会連合 石川福音教会修養会
2 月17 日(日)未定
2 月23 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
2 月24 日(日)聖望キリスト教主日礼拝宣教担当、午後聖書味読・身読会宣教担当
⑥3 月
3 月3 日(日)未定
3 月10 日(日)未定
3 月17 日(日)未定
3 月23 日(土)午後2 時 市川うちな−んちゅの部屋祈祷会
3 月24 日(日)聖望キリスト教主日礼拝宣教担当、午後聖書味読・身読会宣教担当
3 月31 日(日)未定

宮村武夫
1939年東京深川生まれ
高校生時代 キリスト信仰へ導かれる
現在 日本センド派遣会総主事、聖望キリスト教会宣教牧師、宇都宮キリスト集会牧師、
名護チャペル協力宣教師