遅すぎたハル、さあれど

遅すぎたハル。
もう7月、夏になってしまった。

ロボットスーツHAL装着を
希望したのは、まだ冬の日々。

春には、ハルだと期待。
周りの人にも、ハルだ、ハルだと。

ああ、遅すぎたハル。
もう7月、もう7月。

さあれど。
夏は夏でも、ハルはハル。

今回、第1回目。
HALハルを装着リハビリ。

モニター画面に映る重心の動き。
療法士とハルのコンビ。

ハルに使われる療法士でなく、
ハルを使い切る療法士、突然マルコ2章27節。

ハルも療法士も利用者のため。
その利用者は病院経営のため。

さあれど、夏は夏でも、ハルはハル
喜びカタツムリ、障害持ちつつなお前進。