一昨日パウロ会、その出発は

 一昨日、6月3日午後6時より、足立キリスト教会で、パウロ会を開きました。例年のとおりです。

 パウロ会は、私たちの父・泰二のクリスチャン・ネーム(洗礼名)パウロに由来します。
 日本聖公会聖救主教会の鈴木勉先生がパウロという名を選んでくださった背後にある父なる神の深いあわれみをしみじみ覚えるる作今です。

 1978年6月3日、父は召天しました。召天から年月が過ぎれば過ぎるほど、父の信仰の潔い深さを実感します。父の一言一言、様々な行為の背後の意図や思いをふと悟ることが今でもあるのです。

 父が主イエスを信じて生きて行く決心をした中で、
一抹の寂しさをもらしたことがあります。それは、「キリスト教では、法事に当たることがないのだから、自分が死んだら家族にも忘れ去られてしまうだろう」という意味のことでした。
 その時は、「子供たちの生き方を通して、お父さんは記憶されて行く。何か形式的な儀式より、実際の生き方の方が大切だ」と、確か答えと記憶しています。

 しかしその後、 あの時の父のことばへの遅まきながら
の答えとして、二つの営みを始め続けています。
 一つがパウロ会で、1990年6月第一主日の夕方に最初の
記念会を持って以来、毎年6月第一主日の夕方に。
 もう一つは、『パウロ通信』で、1989年11月1日に、第1号を発行以来、毎年1回以上発行されています。

 昨年12月17日、妹嶋崎恵美子が召天、パウロ会で葬儀をとの遺言で、泰二の末子三郎牧師が牧会している足立キリスト教会で告別式が持たれました。

 その足立キリスト教会で、一昨日、今年のパウロ会を
妹嶋崎恵美子を偲びながら開いたのです。キリスト信仰の継承を念願しつつ楽しい会食を。