『礼拝の生活』再考、その24

1970年11月22日
『礼拝の生活』23号

(巻頭言)「再び12月19日、20日について」 
今年程、時の流れの早さを実感した年はないと幾人もの方々から聞きました。私も全く同感です。まだ先の事と思われていました12月19日、20日の集会も、四週間後に迫ってきました。
 19日の集会は、聖書朗読と讃美歌によって構成される讃美礼拝です。主イエス・キリストの誕生の深い意味を、聖書から直接に聞き、讃美歌を通して告白する集会です。毎主日礼拝後の讃美歌練習を続けてきた努力が、この機会にそれなりの実を結ぶと期待しています。インマヌエル(「神われらと共に」)の事実を聖書から聞き、口と心をもってインマヌエルを、この讃美礼拝において共に歌いましょう。
 
 12月20日の集会は、聖書の解き明かしを中心とする礼拝です。聖書が宣言するインマヌエル(「神われらと共に」)の事実に耳を傾ける集りです。そしてインマヌエルの事実が、二十世紀後半、日本の青梅で生きる私たちにとって、いかなる決定的な意味を持つかが一人ひとりの一番深い所で明らかにされる時であるように願っています。
「神われらと共に」との主イエス・キリストの恵みに生かされるあり方、つまり、「インマヌエルを生きる」営みが、何を意味するか、これが20日の集会の主題です。
 残された四週間、各自がそれぞれの方法で、聖書の宣言に心を傾けていきましょう。同時に、私たちの家族、友人、知人が、インマヌルの恵みに出会う機会となれるように。

★2月19日、20日の集会へ向け、一度ならず、二度、三度と群れとして目標を確認しつつ主日から主日への歩みを重ねている姿に、主の導きを覚えます。
「一度にすべてではなく」は、その後も大切な指針。