なお成長し広がる伊江島中高キャンプ

 伊江島中高キャンプがもはや毎年春、夏に開かれなくなってから、すでに数年立ちます。
ですからキャンプに関わりを持っていた教会や人々の間でさえ、キャンプの記憶が次第に薄れていくのが実情でしょう。

 しかし伊江島中高キャンプの存在は消滅したわけでは決してないと思い巡らしています。
 十数年春と夏のキャンプに参加した各自に語られた聖書のことば、祈られた祈りが空しく地に落ちることなど決してない。
 かってのキャンパーの成長と共に、また彼らの生活の場の広がりと共に、伊江島中高キャンプも成長し続けている、広がり続けている。その姿をしっかり見定めたい、これこそ伊江島中高キャンプを通して恵みを受け続けた者の責任であり特権であると実感しています。

 そんな思いの中で、今は看護士として働き始めている、IS君に書いた以下の手紙を読み返し、書いた本人が励ましを受けています。
 
IS君 
 主イエスの御名を賛美いたします。
 いよいよ伊江島キャンプ、目前に迫って来ました。参加の準備はいかがですか。
キャンプ委員会でも、8月6日(金)にスッタフの集いを終わり、これでキャンプ当日
皆さんと会うのを待つだけです。
 今日は、幾つかのことを確認また連絡いたします.
 今回のキャンプは、日本福音キリスト教会連合九州・沖縄地区の姉妹教会主催で開かれます。夏のキャンプとしては、記念すべき第一回のものです。幸いなことに、四国香川県高松の高松シオン教会から三名の方が参加してくださいます。参加者全員で、将来の大切の基礎となるキャンプを盛り上げていきましょう。
 主題は、案内にありましたように,『主の道を進む』
 プログラム、グループ分けリスト、食事献立表は別紙の通りです。
 持ち物について確認します。聖書、筆記用具、洗面道具、着替え、水着、懐中電灯、ビーチサンダル、16日(月)の弁当。
☆ 宿泊は、女子はとてもユニークな民宿(土の宿)。
男子はテント。いずれもタオルケットなど簡単な寝具を用意下さい。
二つの特別な連絡
(1)献金について
 キャンプの最後の集会で献金を予定しています。献金は、すべてのもの創造者なる神様に、心からの感謝を表すものです。このことを通し、人々にも感謝の思いを持ち表すことができるようにと願っています。また今回ばかりでなく、将来に向けてキャンプを参加者一人一人がそれぞれ犠牲を払って育てて行きたいのです。準備下されば幸いです。
(2)キャンプの申し合わせについて
 有意義であると共に、楽しいキャンプになるよう願っています。そのために積極的にプログラムに参加し時間を守ること、またトランプなどゲームを持ってこないことを申し合わせたいのです。
 以上確認と連絡まで、祝福がありますように。
     1993年8月9日
          伊江島キャンプ委員会