2016年11月22日 8:06 · クリスチャントゥデイに見る、神のユーモア!再録

宮村 武夫
2016年11月22日 8:06 ·
クリスチャントゥデイに見る、神のユーモア!再録
 1970年代から2010年代まで、3つの神学校で聖書解釈を担当した際、授業で紹介し続けてきた文章があります。
 それは、『キリスト教綱要』の序文「ジャン・カルヴァンより読者の皆さんに」の最後で、カルヴァンアウグスティヌスの書簡から引用している以下の文です。
「わたしは進歩しつつ書き 
書きつつ進歩する人の一人であることを告白する」。
 あのアウグスティヌスにして、一度に全てではない。唯一の道は、「・・・つつ」の道。私たちとカルヴァンの間に横たわる世紀の隔たりに倍するほどの隔たりを越えて、アウグスティヌスに少しも気後れすることなく、16世紀の今、ここで「・・・つつ」の道をカルヴァンはひたすらに歩み、その事実を明言しています。
 そして今、風が吹く前にとぶようなクリスチャントゥデイで、あのカルヴァンでもアウグスティヌスでもなく、なんと一寸の虫にすぎない私たちが「・・・つつ」の道を歩む、神のユーモア!