詩篇119篇の味わい、その2

詩篇119篇の味わい、その2
詩篇119篇1-16節

詩篇119篇1-8節
主なる神のことばについて、幾つもの表現を用いて言い表し、神のことばへの愛と熱心を示しています。
1-4節 主なる神のことばを愛する者の幸い。
5-8節 主の言葉を委ねられた者の自覚と祈り

1節
「道」、3節、4節。主なる神のことばが指し示す生き方・歩み。
参照申命記5章33節、9章12節。主なる神のことばに従う生活・生涯を、主なる神の道を歩むと表現しています。

2節
「心を尽くして主を求めよ」
心を熱くされ、神のことばを通して、主なる神を尋ね求めるよと勧めいます。

4節
「あなたは」と主なる神に直接呼び掛けながら、主なる神のことばの豊かさについて言い表して行きます。

5節
「おきて」、変わったり修正されたりしないもの。

7節
「あなたの義のさばきを学ぶとき」、すべての事々の判断の基準となる、主なる神の正しいおきて、それを学ぶとき、感謝が増し加わる。
8節
「どうか私を、見捨てないでください」、自分の足りなさ、未熟さなどを深く自覚し、心よりの求め。これこそ、進歩と感謝に導くものです。

詩篇119篇9-16節
神の言葉に従う人生のあり方。
9節
「若い人」、より積極的に若い人にとっての主なる神のみことばを意味。査証99,100節。
「自分の道」、「道」とは、1節に見たように、生き方・人生のこと。16節にあるように、「あなたの道に私の目を留め」ることこそ、若い人だけでなく、すべての人にとり、歩むべき道です。

10-16節
主なる神の言葉に対する入念で熱心な態度が言い表されています。

10節
10,11節、健全な求道心、参照箴言7章1-3節。
「迷い出ないように」、主なる神による導きを切望する、謙遜な思い。

11節
「心にたくわえました」、参照コロサイ3章16節。

13節
「語り告げる」、伝達。

15節
「思いを潜める」、黙想、瞑想する、参照詩篇77篇6節

16節
「あなたのおきてを喜びとし」、詩篇119篇の中で繰り返し語られている。参照23、48、78、97、99、148。