『小さく、雄大な詩篇』 2005年11月27日 自由が丘キリスト教会
『小さく、雄大な詩篇』
2005年11月27日
自由が丘キリスト教会
[1]序
(1)今日出席の感謝。日本福音主義神学会全国研究会が、名古屋で開かれる。羽鳥牧師に依頼。名古屋地区の教会連合の教会に出席、できれば宣教の担当と日本センド派遣会の紹介。自由が丘キリスト教会でのこのような機会を与えられ、心から感謝。
(2)今回は、詩篇全体の中でも一番短い詩篇、詩篇117編を、『小さく、雄大な詩篇』と題して、限られた時間、ご一緒に味わいたいのです。
[2]詩篇117篇1節
(1)世界宣教の詩篇
(2)1節
1行目
「すべての国々よ。主をほめたたえよ」(新改訳)
「すべての国よ、主を賛美せよ]〈新共同訳〉
2行目
「すべての民よ、主をほめ歌え」(新改訳)
「すべての民よ、主をほめたたえよ」(新共同訳)
(イ)「すべて」、1行目と2行目で繰り返し。繰り返し、強調。大切なことを示す。
聖書における、「すべて」の意味。実例ガラテヤ3章28節。
AとBを隔てる壁・差別を越えて、すべて。福音の力、影響を強調。
(ロ)「国」だけでなく、「民」(民族〉
聖書が示す、民族の意味。11月18日に召された、渡邊公平先生が理解し、教えてくださったこと。
[3]詩篇117節2節
(1)世界宣教の原動力、神の恵み
(2)「その恵は、私たちに大きく、
主のまことはとこしえに至る。
ハレルヤ」(新改訳)
「主の慈しみとまことはとこしえに
わたしたちを越えて力強い。
ハレルヤ」(新共同訳)
(イ)「その」ではなく、「主のめぐみ」と読む。
(ロ)ハンガリヤ人である恩師、P.ネメシェギ先生の著書、『神の恵みの神学』(1968年)
Ⅰコリント15章10節、神の愛・恵と神への愛。二重の恵。
[4]結び
どんなに小さい人もどんなに小さいことでも、小さすぎることはない。
どんなに大きい人もどんなに大きいことも、大きすぎることはない。
沖縄で聖書を読む喜び、聖書で沖縄を読む喜び。
先週も今週も、3階センターで、沖縄聖書神学校の授業を担当し続けます。そこで伝えたいのは、単なる知識の切り売り(魚)ではなく、寄居キリスト福音教会、青梅キリスト教会、そして首里福音教会の一員として生きる中で教えられてきた、回顧と展望を神の御手である時の中で「絶えず、しきりに」〈エレミヤ25升節〉繰り返す道〈魚の釣り方〉なのです。