順天堂大学医学部樋野先生の第239回「がん哲学学校」我が人生の原風景 〜「がん哲学外来」の原点 〜の報告

順天堂大学医学部樋野先生の第239回「がん哲学学校」我が人生の原風景 〜「がん哲学外来」の原点 〜の報告

「第239回「がん哲学学校」
我が人生の原風景 〜「がん哲学外来」の原点 〜

筆者が、世話人代表を務める『お茶の水がん学アカデミア』(順天堂大学に於いて)に出席した。永瀬浩喜先生(千葉県がんセンター研究所長)の『化学の目でがんを考える』、河野隆志先生(国立がん研究センター研究所ゲノム生物学研究分野長)の『FFPE試料を用いたがん関連遺伝子パネル検査の実践』の講演を拝聴した。大変勉強になった。日進月歩の最先端のScienceの学びである。

2009年から継続的に、『吉田富三記念福島がん哲学外来』を定期的に行っている福島県立医科大学附属病院での『ピアサポートサロンひかり』に、参加した。患者・家族の方との有意義な、茶話会の一時であった。大変な状況にある患者さんが、「にもかかわらず」、「無邪気、小さなことに、大きな愛を込めて」、話される姿には、感動した。まさに、「人生の目的は、品性の完成である」の実体験となった。遠くから、参上の為の「時間の犠牲」は、貴重は時となった。

週末の土曜日の午後、『<がん哲学外来> 第69回 お茶の水 メディカル・カフェ inOCC』に参加した。県外からの参加もあり、会場は、満員であった。驚きである。個人面談も4組あり、人生の充実した学びである。
 我が故郷の『うさぎ(鵜鷺=鵜峠+鷺浦)』のバスの写真を持参された方も居られ感動した。筆者の少年時代が、脳裏に浮かび、今では、人口
約50名 である鵜峠で、生まれた筆者にとっては、最高のプレゼントとなった。涙なくして語れない。少年時代、海辺で、一人で石投げをしている時、30メートル後ろから何時も見守ってくれる老人の存在は、「我が人生の原風景」であり「がん哲学外来」の原点である。

日曜日の朝 (5:45 am) に「今、先日のBS日テレを取り上げての、がん特集に30秒程ですが、放映されました。地上波4、日テレアップという番組です。『がんの新時代』という特集です。先生のアップのシ―ンでした。」との励ましのメールを届いた。「先生は俳優のーーさんに、似てられますね」との微笑ましいコメントも頂いた。午後は『新渡戸稲造記念がん哲学外来 メディカルカフェ in 盛岡』で、講演『3周年記念 〜 がん哲学外来と新渡戸稲造
〜』を依頼された。OCCカフェには、新渡戸稲造の故郷の盛岡出身の方も、来て頂いていた